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大統領府は4日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領とジョー・バイデン米大統領が今回の電話会談で、共通の話題で話が弾んでいたと伝えた。

2021-02-05 | 文在寅大統領情報
韓米電話首脳会談にローマ教皇が登場した理由とは
登録:2021-02-05 06:27 修正:2021-02-05 07:50

朝鮮半島の平和実現における「ローマ教皇役割論」への期待反映か

        

2018年10月18日、ローマ教皇庁(バチカン)を訪問した文在寅大統領が教皇フランシスコと記念撮影をしている=大統領府写真記者団//ハンギョレ新聞社

 「カトリック」の話題で口火を切り、「ローマ教皇」で通じ合った会談だった。4日、韓米首脳間の電話会談の潤滑油となったのは、「カトリック」という共通点だった。大統領府は4日、文在寅(ムン・ジェイン)大統領とジョー・バイデン米大統領が今回の電話会談で、共通の話題で話が弾んでいたと伝えた。両首脳は共にカトリック信者であり、ローマ教皇フランシスコとの会話に触れるなど、和気あいあいとした雰囲気だったという。

 大統領府関係者は同日午前に行われた首脳通話に関し、「両首脳が幅広いテーマでかなり多くの会話を交わした。バイデン大統領は『文大統領と私がカトリック信者だから、ローマ教皇とコミュニケーションを取ろう』という趣旨の発言をした」と伝えた。バイデン大統領は「当選直後、ローマ教皇が祝いの電話をくださった記憶がある。当時、気候変動や民主主義などさまざまな話をしたが、文大統領と話をしてみると、二人の見解は似ているようだ」と述べた。これを受け、文大統領も「ローマ教皇とお話する機会があった。教皇は北東アジアの平和安定と気候変動などを懸念されていた。ご自身が直接役割を引き受ける用意があるともおっしゃった。教皇と協力する必要がある」と述べたという。

 文大統領がこの日ローマ教皇との対話に触れたのは、単なる「アイスブレーキング」のレベルではなかったと見られる。硬直した朝米関係を改善する仲裁者として、朝鮮半島の平和問題に関心が高いローマ教皇フランシスコを念頭に置いたという分析もある。新型コロナウイルスの感染拡大が鎮静化する今年下半期頃には、ローマ教皇の訪朝問題が自然に取り上げられる可能性も排除できない。ローマ教皇の訪朝が実現する場合、朝鮮半島問題に対する国際社会の関心を再び高められる一方、ハノイでの首脳会談が物別れに終わって以降、疎遠になっていた朝米対話の再開にもかなり役立つものと大統領府はみている。

 これに先立ち、文大統領は2018年にローマ教皇庁(バチカン)を訪問した際、教皇フランシスコを招待したいという金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長の意向を伝えた。教皇フランシスコは当時「(北朝鮮から)招待状が届けば、必ず返信する。私は(北朝鮮に)行く用意がある」と述べるなど、積極的な態度を示した。
イ・ワン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr)


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