北朝鮮党幹部の訪中団が経済視察 協力模索か
2018/05/15 08:55
2018/05/15 08:55
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は15日、朝鮮労働党の幹部からなる「親善参観団」が14日に中国を訪問したと報じた。
参観団を率いた朴泰成・党副委員長(右端)と、参観団に含まれたとみられる金能五・平安北道党委員長(中央)と金秀吉・平壌市党委員長(資料写真)=(聯合ニュース)
参観団は朴泰成(パク・テソン)党副委員長を団長とし、14日に平壌を出発して北京に到着したという。訪中の目的や朴氏以外の幹部には言及しなかったが、参観団には地域組織トップの金秀吉(キム・スギル)平壌市党委員長と金能五(キム・ヌンオ)平安北道党委員長や、柳明鮮(リュ・ミョンソン)党副部長(国際部)らが含まれているとされる。
参観団は14日午後、中国のシリコンバレーと呼ばれる北京・中関村の中国科学院文献情報センターを視察した。金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党委員長)も3月末に訪中した際、中関村に立ち寄った。
2010年に北朝鮮の金正日(キム・ジョンイル)総書記が訪中した直後と同様に、中国が北朝鮮の市・道の党委員長を招き主要地域を視察させたことは、朝中(中朝)協力の模索を示すものとの見方もある。
mgk1202@yna.co.kr