日本と韓国と朝鮮の友好をすすめます・・日朝協会です。アジアと世界情勢を観る。

日本と韓国と朝鮮の歴史・現在から、
平和な未来を切りひらくために....
ご入会ください。1ケ月¥500

日本のマスコミが、北朝鮮ロシアに急接近などと報じている根拠を朝鮮中央通信が報道

2014-11-26 | 金正恩第一書記情報
国際・統一局通信 №567 2014年11月26日 朝鮮中央通信社(日本語)

金正恩第一書記・特使のロシア訪問
「政治、経済、軍事などあらゆる分野で交流と接触を
さらに深化させる双方の意志を再確認」


朝鮮中央通信は11月25日、

金正恩第一書記・特使のロシア訪問に関する報道文を次のように発表した。

 朝鮮民主主義人民共和国国防委員会第1委員長である金正恩第一書記の特使で朝鮮労働党中央委員会政治局常務委員会委員の崔龍海書記が11月17日から24日までロシア連邦を訪問した。
崔龍海書記は18日にモスクワのクレムリンでウラジミール・V・プーチン・ロシヤ連邦大統領と会談し、金正恩第一委員長がプーチン大統領に送る挨拶と親書を丁重に伝達した。
崔特使とプーチン大統領は、朝ロ両国間の互恵的な協力をより一層拡大発展させ、意義深い2015年に政治、経済、軍事などあらゆる分野で交流と接触をさらに深化させる双方の意志を再確認した。
崔龍海書記は、20日にモスクワでロシアのセルゲイ・ ラブロフ外相と会談し、経済貿易及び人道主義分野の双務協力を増進させ、国際舞台における協力の強化をはじめ朝ロ親善関係をより高い段階に発展させていくうえで提起される諸問題について深く協議した。
双方は、朝鮮解放70周年とロシアの偉大な祖国戦争勝利70周年に当たる来年に共同の慶祝行事を盛大に催し、代表団交流をはじめとする二国間の往来と協力を活発に進めていくことで見解の一致を見た。
会談では、朝鮮半島とその周辺におけるあらゆる合同軍事演習と武力増強を中止し、核戦争の危険を除去し朝鮮半島問題を平和的に調整すべきであるとの共同認識を再確認した。また、前提条件のない6者会談再開のために引き続き努力し、会談再開に有利な雰囲気と環境を整備する問題が論議された。
 訪問期間中、努光鉄・朝鮮人民軍副総参謀長と李光根・対外経済省副相が、ロシアのアンドレー・カルタポロフ・ロシア連邦武力総参謀部副総参謀長兼作戦総局長とアレクサンドル・ガルシカ・ロシア極東発展相とそれぞれ会談し、軍事、経済、貿易の分野における交流と協力をより一層活発にするうえで提起される実質的な諸問題に対する幅広い意見交換を行った。
モスクワ滞在中、特使と一行はレーニン廟を訪れ、偉大な祖国戦争中央博物館とクレムリン城郭の傍にある無名戦士墓、クレムリンなどを見学した。
特使と一行は21日から、ロシア連邦のハバロフスク州と沿海州を訪問し、ビャチェスラフ・シュポルト・ハバロフスク州行政長官とウラジーミル・ミクルシェフスキ沿海州行政長官とそれぞれ会談し、工業、農業、林業、交通運輸、スポーツ、文化などの分野における地域間・協力と交流を拡大・強化するための諸問題を論議した。
 特使と一行は、金正日総書記がロシア訪問の際に訪れたハバロフスクにあるロシア正教寺院の聖者インノゲンチ・イルクツキ寺院、郷土博物館、ウラジオストクの「イグナト」商業センター、「ウラドフレブ」パン工場とロシア連邦武力東部軍官区傘下第5軍指揮部、太平洋艦隊軍事歴史博物館をはじめとする各所を参観した。(了)


崔竜海特使との会談後に開かれたセルゲイ・ラブロフ外務相の記者会見
ロシア外務省ホームページ 11月20日


 本日、朝鮮民主主義人民共和国国防委員会の金正恩第一委員長の特使としてロシアを訪問した朝鮮労働党政治局常務委員であり労働党中央委員会書記である崔竜海氏と会談した。会談は建設的かつ実務的な雰囲気の中で行われた。

 我々は両国関係の状況を振り返り、11月18日に崔竜海特使とロシア大統領との会見においてなされた基本合意を再確認した。崔竜海氏は、両国関係の包括的発展及び朝鮮半島に未だに存在する諸問題を解決するための協力に焦点を当てることを確認する、金正恩氏からプーチン氏に対するメッセージを伝達した。

 我々は、両国の貿易・経済関係が、質的に新しいレベルに到達したことを確認した。すでに開始された、ロシア鉄道が参加して北朝鮮の羅津港にインターモーダル(複合一貫輸送)な鉄道ターミナルを建設するプロジェクトを含む、とても有望な計画が進行中である。南北朝鮮及びロシアの専門家たちの参加の下、この港を経由しロシアの石炭を韓国に試験的に輸送する事業が進行中だ。この試験的輸送の結果を基に、朝鮮縦断鉄道とシベリア縦断鉄道とを連結する事業を開始するだろう。これは、二国間及び三国間関係を越えて行われる主要なインフラ計画である。これが成功すれば、朝鮮側パートナーは、北朝鮮経由で南朝鮮にロシアのガスを輸送したり、同様のルートを通じた電力輸送を含む他の三国間のプロジェクトについて考慮する用意があるとしている。南朝鮮、中国及びモンゴルの投資家は、(協議が現在進行中である)羅津港ターミナル建設を含むこれらのプロジェクトに関心を表明している。我々は、多国間の建設的フォーマットで行われるこれらの交渉を継続するだろう。

 このほかにも、開城の自由経済地区へのロシア投資家の参加や、極東地域で開始されるその他のプロジェクトなどのような、他の様々な場所でも展望がある。今夜、崔竜海氏は極東地域の政府及びビジネスの指導者たちと会うため、ウラジオストック及びハバロフスクへ向かう。
 我々はまた、北朝鮮とロシアの市民の間でとても好評である人道的及び文化的関係について討議した。双方は、これらを今後も継続・強化することに強い関心を持っている。

 我々は、朝鮮半島情勢及び朝鮮半島の核問題を解決する6者協議が行き詰まっていることに関連して生じている困難な諸問題を検討した。我々は、朝鮮の高位級代表から、平壌が2005年9月の6者協議で採択された共同声明に基づき、いかなる前提条件もなしで6者協議を再開する用意があるという確約を受けた。我々は、この立場を積極的に支持し、推進する。我々はまた、共通の基盤を見出し、この重要な政治的プロセスを再開するため、米国、韓国及び日本を含む6者協議の他の当事国と協働するだろう。これを行うため、6者協議を主催し、調整している中国と緊密に行動を調整していく。我々は早期の再開を願っている。

 6者協議の一環として、ロシアが主宰する北東アジアの平和と安全に関する合意を促進するグループを含むいくつかの作業部会が設置されている。しばらく停止していたが、今こそ安全保障に関する協議を再開するときである。朝鮮半島の核問題は、朝鮮を含むすべての当事国の正統な安全保障上の利益が例外なしに考慮される場合にのみ解決することができる。

 我々は、6者協議における現状または全体としての危機的な情勢を口実として、軍事的準備の構築、または桁外れの軍事演習を行うこと、もしくはブロック的な考え方に基づき地域の安全保障にアプローチすることに反対する。我々は、このことについて米国、南朝鮮及び日本とオープンに議論するだろう。6者協議のすべての当事国とともに、そして中国と緊密に協調して、我々は積極的な変化を実現することを期待している。これは速やかに、また我々の努力なしには起こることではないが、本日の我々の話し合いから見た結論は、平壌が2005年9月の合意に基づき話し合いを再開する用意があるということだ。我々は徐々に結果を達成することを期待している。

【質問】数日前の報道によると、米国の衛星が得たデータで寧辺の核施設の活動が停止されていることがわかり、核燃料棒が積み込まれていると判断している。ロシアはこの点について何か情報があるか。

【ラブロフ】新しい核実験の準備及び核やミサイル分野での活動などに関して、多くの主張や声明があることについては、すでに触れた。第一に、そのような主張は、メディアの報道ではなく事実関係に立脚するべきだ。だからこそ、我々は朝鮮半島の平和と安全保障に関する作業部会の活動を再開すること、そしてそれを政治化したり世論に訴えようとしたりするのではなく、6者協議のすべての当事国の関心事について専門的に討議することを提案しているのだ。私は、この部会の仕事を再開するという我々の提案を、他の当事国が支持することを願っている。

【質問】朝鮮の指導者である金正恩氏の訪ロの可能性について、本日または18日にクレムリンで行われた会談で話し合われたか。

【ラブロフ】双方によって合意され、都合の良いときに、最高レベルを含めたすべてのレベルで接触を持ち続ける意志があることを確認し合った。

【質問】国連は朝鮮における人権状況に関する問題を国際刑事裁判所へ付託する決議を採択した。これについてどう考えるか。

【ラブロフ】北朝鮮における人権状況に関しては、ロシアは国連総会のセッションでこの決議に反対票を投じた。人権及び基本的自由を扱う国連機関は、検察的または司法的当局となるべきではないと確信している。(朝鮮にせよ、シリア、イランその他いかなる国にせよ)国別の決議に盛り込まれている内容は政治化されており、問題の意味ある解決を達成しようということよりも、特定国を公然と処罰し、特定の状況を「強く非難する」と宣言することを狙っている。われわれは、自分たちが達成しようとしているものが何なのかを知るべきだ。もしわれわれの目標が、基本的人権と自由の尊重を促すための国際的な手段の一環としてわれわれ皆が承認した義務を順守する全ての国を手助けすることならば、われわれに必要なのは、互いを尊重した、冷静で専門的な話し合いである。話し合いこそ、より良い結果を達成するための道を示してくれるものだと私は確信している。数年前に刷新された人権理事会は、定期的な国際的検討プロセスを導入した。そこでは、各国が交代で自国の人権擁護メカニズムについて報告する。これはまさに、いかにそのような問題が、協議を必要としているかということを表している。私は、国連総会や人権理事会で、対決的な決議を通じて声明を出すことは建設的ではないと確信する。

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。