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「人類の大災害まで残された時間はあとわずか」 。科学者たちの警告だ。

2019-09-27 | 健康で、長生きしたい方へ
「『絶滅危惧種』の青少年たちよ、
27日に光化門にみんな集まれ」

登録:2019-09-26 10:23 修正:2019-09-27 00:28


          

青少年気候行動の活動家オ・ヨンジェさん(左)、キム・ソギョンさん(右)が先月9日、ソウル弘大入口駅付近の横断歩道で気候危機の深刻性を知らせるプラカードを持ってデモを行っている=青少年気候行動提供//ハンギョレ新聞社

 「人類の大災害まで残された時間はあとわずか」 。科学者たちの警告だ。地球の気温が産業化時代(1850~1900年)に比べ摂氏1.5度以上上がると「気候災害」が起き、2度以上上昇すると人類は「取り返しの付かない破局」を迎えるだろうと彼らは予告する。気候災害を避けるために私たちが使うことができる炭素は、約10年分にすぎない。急進的な炭素の削減なしにこのまま進めば、2030年には人類は「気候災害」を避けることができないという意味だ。

 今月27日、青少年たちが「学校ストライキ」を敢行しながら街頭に出るのは、「生存」のためだ。10日、ソウルNPO支援センターで会った青少年気候行動の活動家キム・ソギョン、キム・ユジン、オ・ヨンジェさん(18)とキム・ボリムさん(27)は、「2030年になった時の私たちの姿を思い描くことができない」とし、「全人類が滅亡するかもしれないのにもかかわらず、人々は依然として危機を認識していない」と話した。現在、青少年気候行動には青少年や若者40人余りが活動している。

 キム・ユジンさんは、“発展途上国”の地位に隠れて気候危機の責任から逃れている韓国政府の態度が問題だと指摘した。キムさんは「韓国は初めて国連気候変動枠組み条約(UNFCC)に参加した当時(1992年)開発途上国の地位だったから、今までその地位を維持している。しかし、もはや温室効果ガス排出量と国内総生産(GDP)の面で発展途上国の地位の陰に隠れられない立場だが、韓国は気候危機に寄与した分の責任を果たしていないようで、恥ずかしい」と話した。

          

5月24日、300人余りの青少年たちが「気候悪党国家からの脱出のための教育改革」を要求する内容の横断幕を持って、ソウル光化門からソウル教育庁方面に一緒に歩いている。この日の気候ストは青少年気候行動が主導した=青少年気候行動の提供//ハンギョレ新聞社

 青少年気候行動は、3月15日と5月24日にも気候悪党国家からの脱皮に向けた「気候ストライキ」を行い、登校拒否運動を主導した。学校ストライキの後も気候危機に対するメディアや政府、市民の無関心は続いた。キム・ソギョンさんは「(500人あまりが参加した)3月の気候ストは、私たち自身にも新しいショックだった。その後、多くの人が気候危機に関心を持って加わってくれるだろうと期待したが、大きな錯覚だった。いまだに無関心な人々と変わらない現実を見て、憂うつ感がひどくなった。互いに会うたびに抱き合って泣いた」と告白した。

 しかし、挫折ばかりしているわけにはいかなかった。今年8月から土曜日ごとにプラカードを持って「気候出没行動・ピョン」という街頭デモを始めた。気候災害を目前にした絶望感と恐怖を吹き飛ばす方法は、結局「行動」しかなかったからだ。未来を夢見ることができない青少年たちの「助けて」というあがきだった。

 彼らは9月が終わる前に「気候のための学校ストライキ」という名のもう一つの大規模な気候行動を計画している。国連気候行動サミットに合わせて20日に世界各地で行われた「学校ストライキ」の延長線上にある。オ・ヨンジェさんは「27日午前10時から午後3時まで、ソウル光化門(クァンファムン)の世宗路公園で、街頭気候危機セミナー、秋の運動会、気候対応成績表発表、私たちの世代みんなの自由発言などで、集会を行う予定」とし、「多くの青少年や青年、市民の関心と参加を呼びかけたい」と訴えた。この日の参加者たちは大統領府にも向かう。文在寅(ムン・ジェイン)大統領と政府に必ず言いたいことを手紙に書いて伝える計画だ。

          

青少年気候行動が5月24日、ソウル教育庁の前で記者会見を開き、「気候危機に対応できるよう教育制度全般を改善せよ」と要求している=青少年気候行動提供//ハンギョレ新聞社

 キム・ボリムさんは25日、「韓国は温室効果ガス削減計画を作ってもちゃんと守られず、これまで排出量が減らず、むしろ増えてばかりだった。それでも文大統領は24日、国連気候行動サミットで、韓国がパリ協定を十分にちゃんと履行しいるかのように述べ、「青空の日を作ろう」などとピントはずれの話ばかりした」とし、「政府は依然として状況の深刻性と緊急性を無視したまま、私たちの未来を脅かし続けている。私たちはもう本当に街頭に出るしかない」と話した。

          

27日にソウル光化門世宗路公園で開かれる「気候のための学校ストライキ」のポスター。ポスターの写真は青少年気候行動の活動家キム・ソギョンさんが先月31日、北村で気候危機の深刻性を知らせ政府と企業の積極的な対応を求める一人デモをしている姿=青少年気候行動提供//ハンギョレ新聞社
チェ・イェリン記者 (お問い合わせ japan@hani.co.kr )

温暖化対策 行動を今すぐ
史上最大の気候スト 世界で400万人
NY市だけで30万人超


          

     (写真)20日、ニューヨーク市内で行われたグローバル気候マーチ(池田晋撮影)

 【ニューヨーク=池田晋】ニューヨークの国連本部で23日に開かれる「気候行動サミット」に向け、世界の首脳に早急な温暖化対策を求めて、20日に取り組まれた「グローバル気候マーチ」には、163カ国で400万人以上(主催者発表)が参加しました。世界的な運動の火付け役となったスウェーデンの環境活動家グレタ・トゥンベリさん(16)は「史上最大の気候ストになった」と発表しました。

 このうち米国では、主催団体の発表で全50州1100カ所以上で行動が取り組まれました。ニューヨーク市だけで30万人以上が参加しました。

 同市では、参加者が「何がほしい? 気候正義だ!」「いつほしい? 今だ!」とテンポよく声を掛け合いながら、マンハッタン南の広場から最南端の公園まで行進。金融街を通り抜ける際には「ウォール街を揺らせ」と高層ビルの間にコールを響かせました。

 ニューヨークの行動は、▽化石燃料をなくす▽誰も置き去りにしない公正な社会に移行する▽温暖化ガス排出者の責任を追及する―ことを基本要求に行われました。

 行進後の集会で、ひときわ大きな歓声を受けて登壇したトゥンベリさんは「世界の指導者たちを動かそう。私たちならできる。これは始まりでしかない。彼らが望もうと拒もうと、変革は訪れている」と語りかけました。

 高校生のエミリーさん(15)とジャネッラさん(14)は「いま私たちが団結し、変えていかなければ、地球はゆっくり死んでいくだけ」と危機感を募らせます。世界の指導者に「いますぐ行動して。そして温暖化をくい止めて」と声をそろえて呼び掛けました。

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