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決議は、賛成135、反対22、棄権26、欠席10で採択

2012-12-09 | 投稿
      核兵器禁止条約交渉開始を  国連総会で決議採択


消極的な日本政府



 【ワシントン=山崎伸治】

 第67回国連総会は3日、軍縮・国際安全保障問題を扱う第1委員会関係52本の決議を採択しました。このうちマレーシアなどが提出した核兵器禁止

条約の交渉開始を求める決議は、賛成135、反対22、棄権26、欠席10で採択されました。

 採択された決議のうち、全会一致で無投票だったのは28本。残りの24本が採決に付されました。核軍縮に関連するおもな決議の採決状況は別表の通り。

核兵器保有国の中で米国と英国、フランスが歩調を合わせていることが分かります。

 マレーシアなど非同盟諸国が提案した決議「核兵器合法性に関する国際司法裁判所の勧告的意見の後追い」は、「核兵器の開発、生産、実験、配備、備蓄、

移送、威嚇ないし使用を禁止し、その廃絶をもたらす核兵器条約の早期締結につながる多国間交渉の開始」を求めています。

 ミャンマーなどが提出した決議「核軍縮」も、化学兵器禁止条約、生物兵器禁止条約に続き、「核兵器禁止条約を確立するよう決意する」と表明していま

す。賛成124、反対44、棄権18、欠席7で採択されました。

 日本は昨年に引き続き「核兵器の全面廃絶に向けた共同行動」決議を提出し、賛成174、反対1(北朝鮮)、棄権13(中国、インド、イラン、イスラ

エル、パキスタンなど)、欠席5の賛成多数で採択されました。

 日本は10月、スイスなど非核保有国34カ国とオブザーバー国家のバチカンが核兵器の非人道性に懸念を表明し、核兵器の非合法化を求めた共同声明を

発表した際、参加を求められたにもかかわらず拒否。関係者を驚かせました。

 総会で採択された日本の決議は前文で「核兵器使用の悲惨な人道的結末に深い懸念を表明」(日本外務省訳)しています。しかし日本政府はその「結末」

を招かない保障ともいえる核兵器禁止を求めない立場。核兵器禁止条約の実現を求めるマレーシア提出の決議にも、ミャンマーなど提出の決議にも、昨年に

続き棄権しました。

 日本の決議は「核兵器の全面的廃絶」を掲げながら、核兵器保有国には「努力目標」として呼び掛けるだけで、実際に保有国の手を縛る具体的な措置には

背を向けています。


6日にもソウルの気温は氷点下10.3度まで下がった。

2012-12-09 | 投稿
       今回の寒さは“予告編”、新年初めに酷寒=韓国(1)


2012年12月07日09時25分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]


12月の寒さが厳しい。5日のソウルの積雪量7.8センチは、12月上旬では32年ぶりの最高水準だ。ソウルでは7日午前からまた雪が降る。

気象庁はソウルと京畿北部・江原・忠南・湖南・嶺南地域には1-5センチ、京畿南部と江原嶺西中南部・忠北・全北東部内陸・慶北北部内陸などには

2-7センチが降ると6日、予報した。雪がやんだ後、7日晩からまた寒波が襲う。8日のソウルは氷点下11度、日曜日の9日には氷点下12度まで

落ちる見込みだ。6日にもソウルの気温は氷点下10.3度まで下がった。

気象専門家は、平年のこの時期の朝の気温(氷点下1、2度)より10度ほど低いが、本格的な酷寒が始まったわけではないと説明した。初冬に寒波に

見舞われ、市民が真冬の酷寒並みに敏感に反応したということだ。気象庁のチャン・ヒョンシク通報官は「今回の寒さは来週水曜日(12日)ごろ和らぎ、

平年並みの気温に近づく」とし「気象庁の長期予報で予告した今回の冬の酷寒は来月初め・中旬となる可能性が高い」と伝えた。今回の寒さは“予告編”に

すぎず、後に酷寒がくるということだ。

気象庁のキム・ヨンファ予報分析官も「今回の寒さはロシア・カムチャツカ半島付近にあるブロッキング高気圧のためであり、長期予報の酷寒シナリオ

とは原因が違う」と説明した。カムチャツカ半島付近にあるブロッキング高気圧に阻まれ、中国満州側にある大きな低気圧が東に抜けられずにいるのが、

韓半島の天気に影響を及ぼしているということだ。キム分析官は「停滞した大きな低気圧から小さな低気圧が短い周期で離れ、南側の韓半島に迂回して東に

移動し、雪と寒波が交互に現れている」と説明した。


小さな低気圧は氷点下40度の北側の冷たい空気をもたらし、西海(ソヘ、黄海)上空で10度ほどの暖かく湿った空気とぶつかり、50度もの温度差が

発生したということだ。5日の首都圏の雪も温度差から雪雲が発達し、大気が不安定になったのが原因だ。雪・雨を降らせた低気圧が通過すれば、また冷

たい大陸性高気圧が押し寄せ、寒波の後にはまた低気圧が離れてくるということが反復されている。

気象庁は来年1月に予告された酷寒について、スカンジナビア半島東側の北極海のカラ海とバレンツ海が原因と見ている。気象庁のキム・ヒョンギョン

気候予測課長は「この夏以降、カラ海、バレンツ海の氷が解け、氷がない温かい海から熱気が上昇すれば、海の上空の空気が膨張する。これによってウラル

山脈近隣にはブロッキング高気圧が作られる」と述べた。

ブロッキング高気圧ができればその反作用でシベリア上層に低気圧が生成され、この低気圧は北側北極海の冷たい空気を吸い込み、南側のシベリア高気圧

に伝える役割をする。冷たい空気が入ったシベリア高気圧は勢力を拡大し、結果的に韓半島にも冷たい空気をもたらす。

極地研究所のキム・ソンジュン博士は「毎年、寒い冬が繰り返されているが、その原因は異なる」とし「地球温暖化で北極海の氷が解けて流され、海水が

より多く蒸発し、これに伴ってシベリアに雪が多く降る現象がしばしば表れている」とし「雪に覆われたシベリアが太陽光を反射して冷たくなれば、シベリ

ア高気圧が発達して韓半島の寒い冬につながる可能性がある」と述べた。

李参平が日本に初めて白磁を伝えたのは1616年。12年12月08日・中央日報日本語版

2012-12-09 | 大韓民国
【グローバルアイ】四百年ぶり変身、一日ぶり変心



周囲が山に囲まれた有田。日本佐賀県にあるこの地域の人口は2万人。うち6割が陶磁器関連の仕事に従事している。そのためか、窯のレンガを再利用した塀が見られ、アスファルトの地面には磁気の欠片が入って輝き、情緒が漂う。

この地域の“神”は李参平(イ・サンピョン)という朝鮮陶工。1598年の壬辰倭乱(文禄・慶長の役)当時、豊臣秀吉にここに連れられてきた人物だ。先週ここで会った李参平の14代目子孫・金ケ江三兵衛(51)氏は「逃げられないように四方が山に囲まれたここに連れて来られた」と話した。煩悩の歳月を送った李参平が日本に初めて白磁を伝えたのは1616年。すぐに旋風的な人気を呼んだ。17世紀後半には欧州に広まり、純金と等価で取引されるほどだった。「有田焼」は欧州の貴族のシンボルだった。

この地域ではあちこちに陶磁器を焼く窯の煙突が見える。しかし煙が出ているところがほとんどない。有田歴史民俗資料館の尾崎葉子館長は「30年間で売り上げが6分の1に減った」とその理由を説明した。伝統窯の数も200から半分に減ったという。

何よりも行き過ぎた高価路線に消費者が背を向けた。陶磁器会社サガダンの石川社長は別の理由を挙げた。「共存しなかったのが問題」という。400年近く続いている柿右衛門、60人の職人を有する源右衛門、日本皇室に納品する香蘭社など有名な陶磁器製造会社は“自分のもの”だけを守った。陶磁器の底などに決して「有田」を入れなかった。自分の窯の名前だけを書いた。共存を考えたことがなかったのだ。結果は共倒れだった。

その有田に400年ぶりに荒波が押し寄せている。誇り高い源右衛門と香蘭社が提携し、有田磁器として作った大衆商品を出している。窯で焼いて模様を省略した、安くて素敵なデザインの“ニュー有田焼”も次々と登場している。価格帯はほぼ10分の1だ。従来の方式にこだわってきた職人に「悲しくはないか」と尋ねた。返ってくる言葉はみんな同じく「もう少し早く変化するべきだった」だ。

見方によっては、昨今の日本の衰退には「有田焼」のように“自分のもの”と“オンリーワン”への行き過ぎた執着が作用したと考えることができる。“自分の技術”にこだわって墜落したソニー、PDPテレビにオールインして危機を迎えたパナソニック、“トリプルアクセル”に頼って“総合力”のキム・ヨナに差をつけられた浅田真央がすべてそうだ。

有田の400年ぶりの変身はもどかしい。しかし大統領候補だった人が一日で気変わりし、彼の行動に振り回される韓国社会を見ていると、逆に目がくらむ。ともに正常ではないのは確かだ。

金玄基(キム・ヒョンギ)記者

  
   記事と写真は無関係です。