羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

ドメイン売買 サークルKの旧ネット住所100万円!?

2019年06月15日 09時41分25秒 | Weblog

「noguchi-taisou.jp お持ちのドメインは高価格で取引されます」

このような文面のメールが、お名前・comから送られてくるようになった。

いつ頃だったか正確な日にちは失念している。

今でも、2週間に一度くらいの頻度で入ってくる。

「中古ドメイン売買」ということ自体が理解できなかった。

それが本日、6月16日付 日経新聞朝刊「有名ドメイン中古高額売買」の記事を読んで納得であった。

記事を読むと、過去に企業などで使用された中古品が、盛んに売買されているらしいことがわかった。

中古売買では、第三者が取得して高値がつく。特にグーグルやヤフーの検索サイトで上位に表示されて、アクセス数が上がりやすいものに、広告収入増が認められるとのことがあるらしい。

そういえば、私にも心当たりがある。

公式ホームページを立ち上げてすぐ、ヤフーから連絡がきた。

「検察サイトに、野口体操ホームページを載せてもよろしいですか」

それに対して「名誉なことなので、OKしましょう。無料ですし・・・」

指南役の女性が助言してくれた。

野口体操公式ホームページを立ち上げたのが、1998年である。今使っているドメイン名は、それから1、2年後に取得しているので、かれこれ20年近い。当時は、それほどドメインに対して関心は持たれない時代だった。ホームページそのものが少なかったからだ。

「noguchi-taisou.jp」ドメイン使用時間は非常に長い。その上、ヤフーもグーグルも検索サイトでは、当初からずっとトップに載っている。

それが高額取引の条件にあっているらしい。

 

野口体操のドメインを売買する考えは毛頭なかったので、メール内容が理解できず、気持ち悪さが付いて回っていた。

記事によると、政府機関や教育機関などが手放したドメインで、アダルトサイトが開設された例がある、という。

つまり、悪意を持つ第三者に渡った場合、偽サイトを作って個人情報の取引などに悪用されるリスクもあるそうだ。

「企業は手がけたブランドやサービスが終了した後もすぐに手放さず、一定期間保有しつけるべきだ」

ネット事情に詳しいITジャーナリスト三上洋氏の言葉で締めくくっている。

この記事を読んで、ずっと気がかりだったことが腑に落ちた。

 

「ドメインは、戸籍・住所登録ですから、ちゃんとしたものを早く取得したほうがいいです」

すすめにすぐに乗ったことは正解だった。

毎年使用料を払い続けて、20年近い、ぼやきたくなったものの、理由がわかって納得。

「私も、こういう時代に生きているんだなー」

感慨も一入。

1997年頃だろうか、日経新聞文化欄「インターネットは、弱者の情報発信手段」という記事を読んだ。

間違いなく、知る人ぞ知る野口体操は弱者だ、と98年にホームページを作り発信を始めた。

当初は、弱者ではない企業は、見向きもしないどころか、むしろ否定的だった。

それが今ではホームページの作りで、その企業や学校、団体や個人の信用度をはかる時代になった。

 

だからこそ、ドメイン名に騙されるな!ってことですな。

ご注意 ご注意!

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坐禅 ふたたび 三十四日目

2019年06月15日 09時22分18秒 | Weblog

昨日は、所用その他で、何となく一日が終わってしまった。

坐禅はお休み。

今朝、体操の後、坐った。

たった1日なのに、休みを入れたことで、本日は終始新鮮に感じられた。

どこでそれを実感するのか、というと「背骨」である。

「今日は、すっきり立っているなー」

そんな感じである。長軸が崩れないままいられる。

終わった時に、ふと思った。

何年もの懸案事項である片付けのうち、野口体操関係のものについてである。

先日、国立科学博物館+国立民族学博物館のコラボによる「ビーズ展」をみて、野口コレクションに思いを馳せた。

自然の素材を生かして、装身具・かぶりもの・衣装等を作り上げている、その大元の自然素材を科学博物館が提供している。

小さな展示だったが、参考になった。

貝や木の実はもちろん、人の歯等々、頭蓋骨の実物が見られる。それがどのように取り出されたかも説明がある。

野口先生の収集センスは素晴らしい。

 

その後、科学博物館の日本館(日本列島の成り立ちから人々の暮らしが時代によって変化し、どのような自然環境で営まれているのか)を見て回った。

特に、化石・鉱物・隕石など、地層の説明から始まって、基礎知識が得られる。バラバラな知識が一つにまとめられるよさが感じられた。

この日本館はリニューアルされて、10年くらいだそうだ。

もし、先生がご存命なら、率先して行くようにおっしゃると思った。

 

そんなわけで、野口先生の興味、大陸の成り立ち・土壌・岩石・鉱物・砂・化石.隕石・貝・動植物・・・・、民族学博物館への繋がる道筋が、はっきりみることができた。

装身具への興味をなぜ持たれたのか、ということが感覚的にも知的にも理解できる場であった。

 

で、私としては、近い将来の片付けのヒントをもらえた、というわけです。

以上、34日目の坐禅から。

 

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