羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

悪戯書きは犯罪です

2010年01月15日 09時06分10秒 | Weblog
 成人の日の翌朝のこと。セットバックしたために、五十センチほど出張って角になっている万年塀に残された悪戯書きを発見。おそらく深夜から未明にかけて書かれたのだろう、と推測しながら、周りを見回す。すると筋向いにも残っている。
‘もしや’と思い左右を見ながら商店街まで歩いてみた。結果、我が家を入れて四軒の壁や塀や空調の室外機に、大小七箇所も見つかった。同一人物の仕業であることが、はっきりと見てとれる。
 次に思うこと。
‘下手な消し方をするともっと汚くなってしまう。そりゃまずいでしょ’
 それならばネットで調べることにしよう。なんと区によっては、大きいものは消しに来てくれたり、小さいものは消すものを貸してくれることがわかった。
 そこでさっそく我が区のホームページを調べた。そうしたサービスは特別に記載されていない。そこで引き下がらずさっそく電話を入れてみた。
 交換台から担当者に代わって、悪戯書きの件は勿論、街の治安問題、放置自転車・オートバイ、予算配分、商店街の変化等々について話し合った。
 先方が暇なのか、当方が暇なのか。受話器を置いて時計をみると、三十分も話し込んでいたことに思わず苦笑し、何でそうなったのか思い返してみた。
「他区には、サービスがあるのをネットで知りましたが……」
 その最初の一言で、彼女の競争心を煽ってしまった。そこで対応が丁寧になって女の長話になった経緯に気づいた。
「以前なら区役所に電話なんかついぞしない」と思う。 
 ネットで簡単に情報が手に入ってしまったがゆえの行動である。
 更に、次なる行動が待っていた。
「悪戯書きは犯罪です。警察に届けてください」
 その日は、強い口調で繰り返す彼女の言葉が残って‘どうにもならないだろう’と知りつつも、外出のついでに駅前交番に立ち寄ってしまった。
「被害届けなんか、ださないでしょ。一応、見回ってあげますから、住所と名前と電話番号をここに書いて」
 無造作にメモ紙を差し出された。
「寄らなければよかった。なんだか私が怒られているみたい」
 いっそのこと、いつも迷惑している‘駐輪禁止’とか‘立小便禁止’とでも書いてくれればよかったのに、と思う始末。
 仕方がない、近いうちにホームセンターに消すものを買いに行かねば! あぁ~あ!
コメント
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