羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

FREE! そこまでやるのか? たとえばボトックス注射

2010年01月13日 18時41分33秒 | Weblog
 久しぶりに日本橋・丸善に出かけた。
 知人との待ち合わせ時間までには20分ほどはやかったので、店内を見て廻った。
 探訪していると、今、読んでいる二冊の本が売れ筋のようだった。
 その中の一冊、『FREE』クリス・アンダーソン著 NHK出版。
 これは撫明亭のご亭主が‘高度な文明論、未踏の経済分析’の本としてブログで紹介しておられた。
 なかなか手ごわいところがあって、最後までは到達していないが面白い。
 
 それはそれとして、昨日の日経新聞朝刊‘米国を読む 2010’で「IFREE」と題して、ニューヨーク報告が掲載されていた。
 昨年来「ただ」で参加できる無料イベントが大流行。-だそうだ。
 その記事の中でびっくりしたのは‘就職フェアでは無料のボトックス注射が登場’とキャプションをいれて、その場面の写真が載っていたことだった。
「ボトックスってなに?」
 さっそくITで調べてみて驚いた。美容整形病院のホームページだった。
 何でもボツリヌス菌から抽出されるタンパク質の一種。神経伝達物質の伝わりを弱める働きがあって、筋肉が緊張しすぎる部分にボトックスを注入すると「筋肉を動かせ!」という命令が弱められ、筋肉がリラックス状態になる、と書かれていた。眼科や神経内科で、顔面チックや斜視、斜頚などの疾患治療に用いられ、1980年代後半から、2002年には皺治療薬として米国食品医薬局の承認が得られ、カナダ他五カ国で承認済み。その手軽さから爆発的に人気を集めているらしい、ことがわかった。
 日本でも美容整形の現場ではすでに始まっている。皺伸ばしに加えて小顔にしたり多汗症改善等々にも効果があるらしく‘10歳ほど若返って見える’をうたい文句にしている。
 料金はかなりお高い、と思えた。

 アメリカではいやはやここまでやっているのか FREEよ!って感じだ。
 そんなわけで丸善の書棚にあるこの本がやけに目に入った次第。
 さて、続きを読もう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする