羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

小さなりんご

2008年02月14日 16時11分46秒 | Weblog
 昨日のブログでご紹介したヤマギシさんから、二個のりんごが届いた。
 箱を開けると、いい香りがしてきた。
 青森で無肥料・無農薬・自然栽培農家でつくられたりんごだ。
「今年のりんごは、あまりにも小さかったので、お送りすることははばかられたのですが、これも現実とご理解いただき……」
 添えられていたお手紙にそう記されていた。
 
 完熟りんごなのでお早めにお召し上がりを、と他の資料に書かれていた。
 なるほど、凝縮したりんごの味だった。大地を生きるりんごの味だった。
 東京では完熟の味に、出会うことはない。
 日本の農業が壊滅的な状況にあるなかで、こうした地道な活動をなさっておられる方がいるということは驚きである。

 箱の中を見るとDVDが入っていた。
「06(平成18年)12月7日(木)、プロフェッショナル 仕事の流儀 農家・木村秋則」と書かれている。NHKの番組だ。
 この番組に紹介されたために購入希望者が殺到して、入荷量が減らされたそうだ。

 いやはや一人の人間が自然相手に農業を行うという現実には、厳しいものがある。
 人事ではない。

 もう少し時間ができたら、ぜひ、このDVDを見てみたいとおもっている。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする