羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

大人を夢中にさせる「遊動」とは?

2006年09月10日 13時45分25秒 | Weblog
「今日は、しっかり体操教室でしたね」
 朝日カルチャーセンター・土曜日クラスのレッスンが終わって廊下に出ると、待っていてくださった方のひとりに言われた。
 確かに、今日はハイピッチで動いた感が私自身にもあった。

 このクラスは、野口体操をはじめて20数年の方から、最近はじめられた方まで、経験はさまざまである。しかし、参加されるメンバーは変わっても、野口三千三先生時代の雰囲気が未だに残っている。

 9月に入ってからも、湿度の高さが続いていて、昨日の午後からの気温と湿度は真夏並みだった。しかし、からだは寒いよりほぐれやすい。そんなこともあって、逆立ちまで一気に動きが流れたように思う。
 
 とりわけ遊び観で、自分自身と、そして、他者とともに関係のなかで対話する動きに新発見があった。「上体のぶらさげ対話」をバリエーションしていくものに近いかな。でも、新種!

 没後9年目に入って、過去を思い返すと、ずいぶん遠くに歩いてきているのかもしれない。しかし、ちっとも変わらない感じがするのはなぜかしら、と自問している。
 
 7月期は、残り3回。
 実り多いレッスンになりますように。
 私が言うのもおかしいのかなぁ? と思いつつ。

 それにしても逆立ちの開放感は、どこから来るのだろう。
 野口体操の無理をしない・力まない・のびのび感を求める逆立ちの数々は、大人をして夢中にさせる不思議な魅力があることを、再確認した。
 野口体操の逆立ちは、まさに「遊動」そのものだ。
コメント
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