羽鳥操の日々あれこれ

「からだはいちばん身近な自然」ほんとうにそうなの?自然さと文化のはざ間で何が起こっているのか、語り合ってみたい。

大切な人々

2006年09月02日 08時39分42秒 | Weblog
 昨日、江戸独楽作家の福島保さんから、宅急便が届いた。
 大きな包みだった。
「何だろう?」
 8月14日に、横浜そごうに行かれなかったから……。
 つぶやきながら、包みを開ける。
 丁度、東京・横浜が大停電に見舞われた。その日に訪ねる予定にしていたが、交通機関が乱れていたので、やむなく外出を見合わせてしまった。停電があったら、都会暮らしはアウトだ。
 それから半月があっという間に過ぎていった。
 
 頑丈に包装されていた。
 なかには、手紙と逆立ち独楽が二個入っていた。
 5月に独楽の会に来てくださったときに、壊れていた逆立ち独楽を持っていかれた。そのときの独楽だった。修理して送ってくださった。

 すぐにお礼の電話を入れた。
 大きな逆立ち独楽は、壊れやすいという話を伺った。
 最近の体操用のレッスン室は、周りに鏡が張ってあって、どこに行くか予想がつかない独楽回しは、危険なのだ。でも、試しをしてみたい。
 
 大きい逆立ち独楽は、立ち上がる前にものすごいエネルギーを感じる。
 ビューンと勢いがついて逆立つわけだ。何回か紐を引くうちに回転にスピードがつく。そこで手を離す瞬間に、紐が独楽に絡み付いて、軸を壊すことがある。
 
羽鳥ーところで、福島さんの後継者はいらっしゃるの?
福島ーいえ、いませんよ!
羽鳥ーもったいないですね。
福島ーいいんじゃないですか…。
羽鳥ー福島独楽が残っていればいいってわけ?
福島ーそうね。
羽鳥ーものが残るっていいですよね
福島ー野口体操は、人に残すしかないですからね。
羽鳥ー。。。。。。。。。。
 
 野口三千三先生が残してくださった人との関係は貴重だ、などと改めて思った。
 そういえばもうお一人。NHKのディレクターの方が……。

 先日、ご自身が撮られたコスモスの写真の葉書きが届いていた。
 明日、9月3日、NHK教育「新日曜美術館」午前9時、再放送が午後8時。
 テーマは「箱」。お知らせをいただいた。
 「不思議な美の小宇宙」がサブタイトルのようだ。
 手紙によるとメインの司会者が男性に代わったらしい。
 しばらく「新日曜美術館」を見ていない。
 久しぶりの深堀雄一ディレクターの番組。
 お時間のある方はご覧ください。
コメント (1)
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