萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

休日出勤

2007年12月15日 | 日々の記録

<今、公園は落葉も見ごろだ。>

世間はお休みであるが、本日は休日出勤だ。今の日本の“会社”という存在は完全に“個人”と対立しているように思う。小生が社会人になった頃(およそ25年前)は、“会社”が“個人”を尊重してくれていた。基本給は安かったが、勤めていれば毎年上がったし、いろいろな手当もあった。また、会社主催の運動会やら野球大会、リクレーション大会、ビール大会、バス旅行などが頻繁に行なわれていた。古き良き時代であったといえばそれまでだが、今ではそれらはほとんど姿を消した。

日本経済が世界に対して強かった時代は日本流のやり方がほめられていた。日本人にとっては働きやすい環境であった。バブルが弾けて日本の力が弱くなったあたりから、会社は欧米系の考え方が主流になり、ギスギスしたものになってきた。現在は“会社の利益”が全てという風潮だ。後を絶たない企業の“偽装問題”もこの風潮と無縁ではない。

“個人”にとっては一年の内の3分の2、一日の内の大半を過ごすところが“会社”だ。人によっては人生の大半をささげている。もう少し“個人”を尊重してもいいのでは、と思う。

何年か前、某社のワンマン社長がこう言った。

「会社も最後は“人”だ。」と。

小生は、「最後は社員の力が頼りだ」というふうに受け取ったのだが、大違い。社長はこう続けた。

「利益を確保するために、最後は“人”をきる!」

単に“人”を足し算、引き算の対象としか考えていなかったのだ。ああ、無情!


以上、折角の好天。しかも、友人達の誘いを断って休出せざるを得なかった勤め人の愚痴でした。
コメント (2)
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