萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

2007年最後の試合

2007年12月04日 | 野球

<グランドの芝もうっすらと赤みがかかっている>

 12月3日土曜日に本年最後の練習試合をおこなった。監督S田氏の引退試合でもある。彼は今月いっぱいで25年間勤めた会社を辞め、故郷の久留米市に帰る。小生とは野球、山、山スキー、酒と、この25年間よく遊んだ仲だ。彼がいなくなるのは誠にさびしいことであるが、致し方なし。

この日は非常にいい天気で、12月なのに暖かく、風もない絶好の野球日和であった。相手は小生が地元で参加しているチーム。さいたま市(旧大宮市)の秋の大会ではCクラスではあるが、準優勝したチームだ。練習試合は今回で4試合目。過去三試合は一勝一敗一引分で五分だ。この試合で、決着がつく。

引退するS田氏は2番センター。彼の昔からのレギュラーポジションだ。小生は5番、ピッチャーでスタメン出場。先攻は相手チーム。小生も久々のマウンドであったが、調子はよかった。立ち上がり3インニングは無失点に抑える。味方打線もいつになく好調で4回までで3-0とリード。S田氏もタイムリーを放った。

4回表エラーも絡んで2点タイムリーを打たれ、3-2に迫られる。4回裏は小生からの打順。初球をとらえ三遊間を破るヒット。盗塁のサインが出ていたので走る。ピッチャー、ワイルドピッチ。捕手後逸の間に三塁まで達する。

無死三塁。ここでまたワイルドピッチ。捕手がボールを追いかける間にホームイン。4-2とする。さすがに一周するとくたびれる。投手は5回から若手のTに交代。彼のフォークが効いて相手打線は沈黙する。

5回裏ツーアウトからチャンスをつくり、二死二塁三塁で小生に打順が回ってきた。カウントはツースリー。相手左腕Kの決め球である外角低めのチェンジアップをうまく芯で捉える。打球はショートの頭を越え、左中間をライナーで破る。ボールは外野の一番深いところに転がる。三塁打でいいや、と思いスピードを落とすが、サードコーチャーは腕をぐるぐる回している。しかたないので三塁ベースを回ってホームへ。中継がもたついたのか、楽にホームインできた。

ランニングホームランだ。英語で言うところのinside-the-park homer というやつだ。7-2。このスリーランでほぼ試合は決まった。チームを去るS田氏にも“祝砲”という形ではなむけができた。

試合はこのまま7-2で我々が勝った。小生の打撃成績は4打数2安打、1本塁打、3打点、2得点、盗塁1。守備では勝利投手。3イニングはサードを守ったが無難にこなした。まずは申し分ない成績を残せた。今期は練習試合を含め15~6試合はやったが、一番活躍できたのがこの最後の試合だった。

なによりもS田氏の引退試合で活躍できたことが嬉しい。夜は彼の送別会を兼ねて野球部の納会。試合に勝った後の酒はまた格別、ついつい呑みすぎた。
コメント
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