萬蔵庵―“知的アスリート”を目指すも挫折多き日々―

野球、自転車の旅、山、酒、健康法などを徒然に記載

荒れた生活のはてに

2007年12月05日 | 日々の記録

<氷川神社参道の朝。欅並木がかなり色づいている。>

先週の土曜日から生活が荒れている。土曜日は野球の試合を終えた後、会社の野球部の納会で午前様。翌、日曜日は昼から地元の野球チームの納会。ここでは日本酒を呑む人間が小生一人しかいなかったので、一升瓶を脇において呑み続けた。話題は前の日に行なった練習試合や来年度の展望、練習方法など、会社の仲間と違って“仕事”の話が入らず、野球のことだけ話せるので楽しい。

気がつくと一升瓶の8割程が空になっている。ひとりで8合呑んでしまった。真昼間から大酒だ。酒を呑まなかった人にクルマで家まで送ってもらう。16時ごろだったと思う。少しうたた寝をしてから、夜は鍋でもやろうと思い、買出しに行く。豚バラと短冊に切った大根を醤油味の出汁をはった鍋に入れて煮ながら食べるというシンプルなものだ。

酒は買っておいた「渓流 ひやおろし」。テレビをつけると野球の五輪予選「日本対韓国」戦が中継されている。非常に緊張感のある試合でついつい酒もすすむ。23時ぐらいまでかかって、勝った。クローザー上原が出てきた頃にはかなりヘベレゲ。酒もひやおろしからワインに変わっている。鍋の具はとうになくなり、焼そばをつくってアテにしていた。

試合が終った時点でさすがに限界。すぐ寝る。この日一日で日本酒1升以上、ビール2缶、ワイン適宜、といったところか。

翌月曜日は浜松町で11時から会議。準備の為9時には行かねばならなかったのだが、起きれず。一時間ちょっと遅れて入る。会議は16:30に終了し、会食会場へ。昨日の酒が残っているまま突入も、一杯呑むと元気になるから不思議だ。浅草で二次会後、21時過ぎに解放。

仲間と上野からグリーン車に乗って帰る。完全に寝てしまったが大宮駅で仲間に起こされ、なんとか降りる。助かった。窓越しに手を振って感謝の念をこめて皆を見送る。階段を登っている時に気がついた。

カバンを持っていない!?

しまった。すぐにホームにもどるが電車は走り出している。携帯で仲間に電話してカバンを確保してもらおうと思ったが、携帯はあいにくカバンの中。公衆電話をさがすが、見当たらない。あったとしても電話番号は携帯の中だ。

とりあえず駅員に話すが、終点の籠原に着いた時間を見計らって電話をかけてくれ、というまどろっこしい対応。酔った頭で思案した結果。行きつけのスナックに行って、電車に乗っている仲間の一人に電話で連絡をとることにした。悪い奴がカバンを盗む前、仲間達が電車を降りる前までが勝負だ。彼らが小生のカバンに気づかずに降りてしまったら万事休すだ。当然ながら、行きつけの店まで走る。走る。

店に駆け込んでママに聞く。「○○の携帯電話知ってる?」「知ってるよ」よっしゃ。頼んで電話をしてもらい、仲間のひとりに連絡がつく。「カバン忘れた。俺が座っていた席にある?」「おーある、ある。」

セーーーフ!

「明日持ってきてくれ」ということで一件落着した。しかし、もう呑めないぐらい酔っていたが、このまま帰るわけにも行かず、このスナックで呑む羽目に。カバンは確保できた。もつべきものは“行きつけ”の店だ。それは大変ありがたかった。

だが、代償は高くついた。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする