みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

日なたぼこ

2015-12-27 19:10:46 | 俳句
今年最後の俳句の会に参加しました。

この地球上には、同じ人間でありながら戦禍や飢餓に苛まれている人々や、安住の地の無い避難・放浪の人々がいます。ささやかな句会であっても参加できることは、申し訳ないほど勿体ないことに思われます。

会の仲間だったけれど逝去した方や、老病で欠席が続いている方もいます。加齢と共に身体の故障が増えてきた私も、あとどのくらい続けられるか・・・ まさに一期一会であることを心しなければ!



今日の吟行先は瓦会の雲照寺(真言宗)。寺域の清掃が行き届いているのはいつものことですが、今回は五色幕が張られ、注連飾りも掲げられていて、新年の用意がもう整っていました。空気は冷たいけれど日差しは暖かく、本堂の入口階段に腰掛けさせてもらって、お喋りしたり句を考えたりして穏やかなひとときを過ごしました。

          嘆き合ふことも癒しや日なたぼこ