みつばやま小零庵だより

宇宙の塵、その影のような私ですが、生きている今、言葉にしたいことがあります。

寒気が緩んで

2015-03-04 14:13:54 | 菜園
朝の雨が上がると寒気が緩んだ。菜園の土が程よい湿りと温度を得て豊饒色を濃くするのは嬉しい。

日を追って野良仕事が増えてきた。今日は、インゲン播きに備えて畝を作らねば・・ 昼下がりに鍬で20センチほどの深さに掘った。短い畝だけれど、傷む腰や肩を庇いながらの作業は長続きしない、というか、長続きしないことにしている。掘った畝溝に落葉堆肥を入れるのは暫く休憩してからにする。


先日はエンドウの畝に支柱を立てた。材料は近くの藪から切り出した篠竹。篠竹は若過ぎても年取り過ぎても脆い。藪の中で吟味して選んだ頃合いの篠竹だ。畝に立てる三本足と水平のを結ぶのはシュロ縄が一番適していることが分かったのは、何年か失敗を重ねた結果だ。

昨年の内に発芽したエンドウは勢いよく伸び始めている。支柱とは別に、篠竹の上半分ほどを切って枝葉を付けたままのものを、エンドウの株元のそばに挿した。こうすれば、伸び始めた蔓が巻き付きやすい。いつまでも巻き付かないままに蔓が伸びてしまうと、強い春風に煽られて傷んでしまい、致命傷になりかねないから。


ソラマメも元気に生長しているけれど、暖かくなってからアブラムシ等の虫害に耐えられるか、不安が一杯です。

草たちも一斉に勢い付いてきました。オオイヌノフグリもホトケノザもハコベも可愛い花を見せてくれるけれど、私の菜園ではどうか遠慮してほしい!

菜園の向こうの小さな山の木々も早春らしい色でモコモコ?してきた感じ。「山笑ふ」という季語をピッタリだと実感できたのも、八郷で暮らすようになってからだ。