首都圏の友人eTさんが来庵、御手製の巾着袋をプレゼントして下さった。
表地は、古い縮緬(ちりめん)の風呂敷の、まだ生地が弱っていない部分を再利用されたもの。茶道具が幾つか描かれている。裏地は古い着物の裏に使われていたものの再利用。紐も再利用とのこと。
縮緬の豊かな触感、古い時代のものならではの深い色合い・・ そして再利用のものの組合せの妙味・・
巾着袋にカメラ等を入れて、eTさんと共に峰寺へ行った。一望の風景の向うに霞ヶ浦の水面が淡く光っていた。さらに向うの水平線らしきものは、もしかして太平洋・・・?
峰寺には、一木造の十一面観音菩薩も祀られている。素朴で深い表情に思わず手を合わせたくなる。平安時代の作、という。