ズーイーは関西人か?

2014-05-29 17:32:43 | Weblog

ちょっと前・・・・っていってもついこの間、

2014年の4月に

村上春樹の新しい短編小説集が出た。

タイトルは「女のいない男たち」で、

まえがき によればこのタイトルは

アーネスト・ヘミングウェイとは全然関係ないそうだ。


内容は例によって全編、とても良かったのだが

中でも「イエスタデイ」という作品の中で、

「サリンジャーの『フラニーとズーイ』の関西語訳」について、

登場人物の口を借りて、”それが何故出版されないか”ということが

さらりと語られているのが、ちょっと嬉しかった。


春樹さんはずっと以前から、エッセイ等で、

”「フラニーとズーイ」を関西弁で訳したい”、と半分冗談、でも半分本気で

語っていたのだ。

そして今年の3月にやっと、村上春樹訳の「フラニーとズーイ」が出たんだよね

(もちろん、と言うか何というか、関西語訳ではなかった)。

だから

”関西弁で訳したい”って言ってたことの落とし前・・・・って言うか

古いファン向けに・・・・・・・・・新作短編の中で

それ(「フラニーとズーイ」の関西語訳)について言及してるのかな?とかって、

勝手な思い込みかもしれないけど、思えたんだよ。


しかし、確かに

村上春樹訳の「フラニーとズーイ」を読むと、

とくにズーイのキャラがさ、関西人っぽいよ。

「ひとりボケつっこみ」みたいなことやってる箇所もあるし、

ほとんど「すべり受け」みたいなことを言いまくってる。

冗談なのか、真面目なのか、わからない部分も多い。


確かにこれは・・・・・・・・・・・・関西弁が合うかもなと思ったよ。


君は、そう思わないのかもしれないけど。







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