今日から正式に自由の身だ。
昨日まではいわゆる「ユーキューショーカ・キカン」だった。
今日からの私は、
レィディオヘッド風に言えば「無職A」だ。ん?違うな、
正しくは「オールド・キッド・A」だ。
フーテンの寅さんの映画は見たことないのだが、きっとこんな感じであろう。
いちおうギターを抱えているので、スナフキンと思ってもらっても構わない。
(でも大体、スナフキンは無職なのか?)
思ったのだが、今の私が凶悪事件・・・・・・例えば
無差別連続殺人とか自爆テロとか
公文書改竄とか国会での虚偽答弁とか万引きとか食い逃げとか、
起こしたら、
新聞には「犯人は無職の男」と載るのだ、ははは。
いっそ、清々しい。
あ、でもよく考えたら私の本職は「ミュージシャン」であった。
本職一本に絞った、ということなのかもしれない。
ギタリストの吾妻光良はちょっと前に、サラリーマンの方が「定年」を迎えたらしく、
音楽だけで生きることになった際、ギャグで「プロ入り」と言っていた。
僕も自虐で、そう言おうか・・・・・いや、誰も笑ってはくれないからヤメ。
でもいいのだ、
こんな暮らしは今だけなのだろうが、自由な時間が豊潤に有り余ってるので、
曲作りが楽しい。
じっくり、歌詞もメロディーも吟味出来るので、とてもありがたい。
バンドは今、夏のレコーディングに向けて動いている。
それと並行して私は、新曲を制作している。
音楽が活性化してて、
いい感じ。
これで音楽で喰えるほどの収入があれば「プロ入り」してもいいのだが、
まあなかなか・・・・・・・・・・・いや、カスミ喰って生きればいいかしら?
付記
あとで気付いたのだが、
もしも僕が今、凶悪事件を起こしたらきっと、
新聞(ネット)には「自称ミュージシャン」と載るであろう。
おお、やだやだ。それだけは勘弁して欲しい。
刑事事件だけは起こすまい、と心に誓う。