「ロック」という価値観は廃れてしまうのだろうか。

2010-11-30 08:13:27 | Weblog




「ロック」は死に絶えてつつあるのだろうか。

・・・もしかしたらそうなのかも知れない。

それならそれで、しかたのないことだけれど。


何せ、産まれたのは1950年代だからね。

「ロック」という価値観が

危険なほど輝いていたのは多分、

1960年代後半なのだろう。


でも俺がまだ十代だった頃はまだ

じゅうぶんに「ロック」は危険っぽくてかっこよかった。


不穏な感じ、不健康な感じ。

一触即発、すべてをひっくり返せそうな匂い。

そんな「感じ」がありありと存在した。

手にとって触れることすら出来るような気がしていた。


そういうのって今はもう、

嘘みたいに「ない」。

多くの音源の中に、確かに封じ込められてはいるものの。


いろんな物事が

年月という川の流れに洗われてしまうみたいに

抜けていった。

サイダーから炭酸が抜けていくみたいに

しゅわしゅわと。


でもそんな時代に生きることが出来て良かった。

ロックのあの「不穏な感じ」は、

薄灰色だった日常を10000倍くらい

面白くしてくれたから。


そんな「感じ」はもう二度とないような気がしているんだけれど、


予測を裏切って、

戻って来てくれたら嬉しいんだけどな。







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2 コメント

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ランブルが (なおや)
2010-12-02 13:28:06
22年前に広島の田舎から出てきて、石原さんがサポートしてた時のランブルをファンダンゴで初めて見たとき、まさしくその感じでした。佐治さんに目が合ったらブッ飛ばされそうなそんなやばい感じ。あんな感じは2回しかないです。(次は下北で柴山”菊”さん見た時)
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ランブル (片山道郎)
2010-12-03 10:53:34
ボケロウがギタリストで参加したランブルフィシュ。あったなぁ、そんな事。
俺はあれで初めてボケロウと知り合ったんだよ。「生意気な奴」と思った(笑)。
懐かしいことを思い出させてくれてありがとう。
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