春近し。
最近は、関西の道路にも多少、通じてきた。
ラジオでやってる交通情報を聞いてても、何処がどれくらい込んでいるのかが
ある程度把握できる。
昔はちんぷんかんぷんだった。
大体・・・クルマの運転自体、あまり、得意ではなかったのだ。
っていうか単純に下手だった。今でも、上手くはないが。
バイクの方が100倍好きだった。
でも、今ではクルマも好きだ。
自分がオトナになってトラックに乗って、関西一円を廻ってる、というのはコドモの頃には想像もつかなかったな。
オトナになる、という事自体、想像つかなかったが。
コドモの頃・・・東京に居るときには、東京以外の土地で暮らす事も、とても考えられなかった。
だから福山へ家族で引っ越したときは悪夢だった。
初めからそんなのだから、その土地に馴染めるわけがないよね。
その頃は関西という土地にも、悪いイメージしか持っていなかった。
でも何故か関西に住む事になって・・・・何か奇蹟に近いような事が俺の身に起こって。
今では、関西以外の土地で暮らすのはちょっと抵抗があるな、と思っている。
(イザ、となりゃ何処にでも住むけど。)
関西は愛おしい。
奈良の帯解の近くを通るときは友達の眠る霊園が見える。
大阪の、南港に行くときには一時、何年かバンドのみんなと住んでいた長居を通る。
南港に着いたら着いたで、1年ちょっと働いていたATCの横を通る。
神戸の高架下でも半年ほど働いた。そこの前も、こないだ通った。
和歌山を通ったときは「バグース」の海岸の道を思い出した。
滋賀は、大型免許を取得するため、2週間ほど住んだ。そのときの道も通った。
阪神高速13号東大阪線を通るときには、何年か住んでいた森之宮の脇を通る。
14号松原に向かうとき通る天王寺あたりは一番懐かしい。
あ、京都。京都は、JR京都駅の高架をくぐるとき、ランブルで磔磔に出たときにここを通ったことを
思い出す。
通るたびに、いちいち思い出すんだ。記憶って執拗なとこ、あるよな。
挙げていけばもっともっともっといっぱいあるのだが・・・・・・・・・・・・・
関西のあちらこちらに、色々な思い出が散らばって染み付いている。
何だか不思議。
コドモの頃嫌っていた土地に、今では深い愛着を抱いている。
でも、まぁ思い返してみたら
そういう事って俺、多いかも。
初対面で嫌っていた人と後になってすごく親しくなった、という例がいくつもあるんだよね。
「敵」が翻って、「大事な仲間」になる、という
マンガみたいな例が。
IT'S THIN LINE BETWEEN LOVE & HATE
ってやつなのだろうか、などと
思う。
ああ、ところで
ROCA'66の次のライヴ、やっと決まったよ!
5月4日、大阪の、中津の、VI-CODEだ。
また近くなったら告知するけど。
・・・・・・中津にも勿論、思い出はある。
あそこは一種不思議な、いい街なんだ。
映画を撮りたくなるような街。
大阪の、中津で、ゴールデンウィークに
会おう。