バンドメンバーの身内・・・というか、実の兄弟が亡くなったそうだ。
今日スタジオ後に、少しだけ話を聞いたのだが
やはり・・・聞いているだけでつらい。
「死」はやはり、壮絶だ。
様々な思いが去来する。
僕もやはり、様々な「近しい人、愛する人の死」に間近で遭遇して来たのだ。
僕の歌はそういう「死」、そして「喪失」と、
「恋」、もしくは「恋愛」、の複雑な混合物だ。
全部そうだ、と言ってもいいくらい。
(自暴自棄やけくそドライヴ、ってのも一部あるが。)
僕の近年の自作の「目が眩みそうな光が輝く夜」の歌詞なのだが・・・・・・・・・・
「何もかもを手に入れて、何もかも手放して」
なのだ、例外なく僕らは。
どんなに多く栄光や名声や宝物を手に入れても、結局は手放さざるを得ない。
死ぬときに?いや、生き続けててもそうだ。
どんな栄光も過去のものになるし、
どんなゴールドも色褪せてゆくのだ(即物的に言えば純金は色褪せないけどさ)。
そう考えると、死んでいくことは悲劇ではない。
悲劇、とつい思ってしまう僕が修行不足なのだ。
生き続ける方がよっぽど悲劇かもしれない。
人生は「試練」だらけ、だから。