失うこと

2022-03-12 23:57:09 | Weblog

 

 

 

 

 

バンドメンバーの身内・・・というか、実の兄弟が亡くなったそうだ。

今日スタジオ後に、少しだけ話を聞いたのだが

やはり・・・聞いているだけでつらい。

 

「死」はやはり、壮絶だ。

様々な思いが去来する。

僕もやはり、様々な「近しい人、愛する人の死」に間近で遭遇して来たのだ。

 

僕の歌はそういう「死」、そして「喪失」と、

「恋」、もしくは「恋愛」、の複雑な混合物だ。

 

全部そうだ、と言ってもいいくらい。

 

 

(自暴自棄やけくそドライヴ、ってのも一部あるが。)

 

 

 

僕の近年の自作の「目が眩みそうな光が輝く夜」の歌詞なのだが・・・・・・・・・・

「何もかもを手に入れて、何もかも手放して」

なのだ、例外なく僕らは。

 

 

どんなに多く栄光や名声や宝物を手に入れても、結局は手放さざるを得ない。

 

死ぬときに?いや、生き続けててもそうだ。

 

 

 

どんな栄光も過去のものになるし、

 

 

どんなゴールドも色褪せてゆくのだ(即物的に言えば純金は色褪せないけどさ)。

 

 

そう考えると、死んでいくことは悲劇ではない。

 

 

 

悲劇、とつい思ってしまう僕が修行不足なのだ。

 

 

 

生き続ける方がよっぽど悲劇かもしれない。

 

 

 

人生は「試練」だらけ、だから。

 

 

 

 

 

 

 

 


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