八月三十一日(夏休みコドモ科学電話相談終了に寄せて)。

2018-08-31 23:16:19 | Weblog
今日は二〇一八年の八月三十一日で、

本日をもって、ラジオの「夏休み子供電話科学相談」が終わってしまった。

毎年、夏休みの間だけ放送してるのだ。

今年は、あんまり腰を入れて聞けなかった気がする。

聞けた部分も、「小生意気な子供」とか「愚にもつかない質問」とかが多くて、

辟易しこそすれ、あまり感動がなかったかもしれない。

もしかしたら俺が「慣れて」きてしまっているのかもしれない。

まあそれでも、全体で言えば(飽くまで俺が聞けた部分の全体)収穫はあった。


例えば、


時計は何故右回りなの?という質問は新鮮だった。

そんなこと疑問に思ったことなかったから。

それで、答え・・・・・を、回答者が答える前に、瞬間的に自分で考えてみた。

えーっと・・・日時計・・・・が起源だから・・・かな?

回答者の言った答えも、俺が想像していたものと近くて、

でも参った、「日時計は北半球では右回りになる」、というその「北半球」の部分は想定外だった。

そうなのだ、南半球では日時計は左回りになるのだ。世界は劇的かつ意外だ。

では何故、結局「右回り」なのか?というのはつまり、

北半球の方が早い時代に文明が成熟したから、である。いや、あろう。(このことはラジオで言ってなかったが。)

こういうのは全部、推測に過ぎないのだが、でも多分間違ってない気がする。

「日時計」から「時計」を発明したのは恐らく、北半球の人間だったのだ。

それが世界に広がってグローバル・スタンダードになったのだ、きっと。


次。



「何故動物には草食のものと肉食のものがいるの?」という質問は根源的で、悩ましいものだった。

「何故セミは樹液しか食べないの?」という質問もあったのだが、

この二つは根っこの方で同じである。

もっと言えば「何故パンダは笹しか食べないの?」という疑問も、

「何故コアラはユーカリの葉しか食べない(食べられない)の?」という疑問も同じだ。


では我々人間は雑食で、ほとんどの有機物を色々な方法で食べることが出来るけれど、

何故「木」は食べられないのだろう?

我々には、煮ても焼いても「木」は喰えない。セルロース化する前の「竹の子」だけ例外だ。

(ゴボウ?・・・あれは「木の根」ではない。)

鹿とか、牛とかはある程度、「木」を食べるのに。樹皮とか。


この問題はとてもとても悩ましい。


ラジオの回答者たちは、消化器官の違い、とか持ち出して苦しい説明をしていたが、

どうもすっきり答えられてる、とは言いがたかった。


しかし最終的なことを言えば、どんなことにも「答え」があるわけではないのだ。

(当然だが、「進化論」ですべてが説明できるワケもない。)


つまり、

「理由」などない。




それでいいのだ。





ところで「何故セミは樹液しか食べないの?」という疑問はもっともな気もするのだが、

よく考えてみたら草食の昆虫の多くはそうなのだ。

蚊のオスだって、彼らは一生涯、人の血など吸わず、何を食っているか?と言えば

葉っぱの汁である。

バッタだってバリバリと葉っぱを喰っているが葉っぱの70%から90%は恐らく水分であるからして、

あれも葉液を飲んでいるのと同じだ。


カブト虫の幼虫だって地中で木の根から樹液を吸って養分を得ているし、

成虫だって樹脂みたいなところに集まってアレを吸う。


あれは、昆虫にとっては「普通」なのだ。












ああ、何か・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・疲れた。


ところで


明日から九月なのか本当に?






明日って八月一日じゃないよね?





大丈夫だよね?


(この件しつこい、と自分でも思う。)













写真は、アタシの花壇2018年8月31日時点リアルタイム。


立ち枯れてしまった人もいるが、まだ咲いてない人もいる。


what a wonderful world。


向日葵たち、


また台風が来るらしいけど、もうちょっとだけ一緒に頑張ろうぜ。









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