無題

2013-07-03 17:59:18 | Weblog




君は僕にとっての「重要人物」で、

その重要性は年月を経ても変わらない。

世界は確実に劣化していくけど、

君にはそんなこと、はなっから無縁の話だった。

君の持つ「聖性」が、世界を内側から食い荒らしていく。

そういうのって、僕の予言した通りだっただろ?

でもそんなの予見できたところで、何にもならなかった。

・・・僕らときたら、指一本動かせなかったよね。

空がゴゴゴ・・・という音を立てて陥落するのを、

ただ見てるしかなかった。

そんな風にそんな風に、

移り変わってゆく風景は一瞬だって同じ表情を見せはしない。

君のことだって僕は、そんなに真剣に受け取る気はなかったんだぜ。

でも今になって、ひと段落着いたような気になって、

そこで感想だけ言わせてもらえるなら僕は・・・・・・

すべてのことが、

結局は良くも悪くもなかった、ってことにしておきたい。

始めから最後まで、逆回りしていくだけの音楽なんてもう

まっぴらごめんだし、

それをまた逆回転させたところでね。

何かが始まっていくのかまた終わっていくのか、

見分けがつかない、なんて事にならないようにしなきゃ。

それだけだよ。




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