「オブセッション」

2013-07-05 18:00:30 | Weblog

別にアタシは

寂しかったわけではないし、そんなに暇だったわけでもない。

男の子なんていっぱいいるし、

興味あることなんて、ほかにたくさんある。


アタシはただ、

アナタが「特別なんだ」って気付いただけ。

全然違う。

同じ人間か?ってくらい特別。


ほかの人がどうしてそれに気付かないのか、

不思議だったりするんだけど・・・・・それはそれでいい。

誰も気付かないんだったら、好都合だよ。


アナタの「特別さ」は、致命的にアタシを惹きつけるし、

そんな「重力」みたいなものに、抵抗しようったって無理だった。


見た目?でもない。知性?でもない。

両方、ちょっと近いけど違う。

もしかしてアナタって、流れてる血の色が違うんじゃないの?

ウチュージン?

でもそれも違う。

アナタが「ただの人」なのも、痛い程わかる。


アタシにしか見えない七色のオーラ、

アタシにしか理解できない、ささいなキセキのエピソードの数々。


そういうのを、心に留めておくことすら出来ないんだよ。

大声で叫びまわって歩きたい気分。

「これは特別なのよ」って。


これは・・・思うに「オブセッション」なんだ。

本気で致命的な種類の「オブセッション」。


そんなのがある日、空から降ってくるなんてね、

信じられる?


アタシの人生は、アナタの出現によって360度、変わってしまった。

え?

360度だったら一周してもとのままだって?


違うよ。


この円は、「螺旋」を描いている。


・・・だからさ。












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