・・・ということを言われるんやろうな。
イギリス人留学生の死体遺棄容疑で昨夜逮捕された市橋容疑者。2年半あまりの逃亡生活の末、沖縄に逃れようとして向かった大阪南港ターミナルの待合室で身柄を拘束され、その日のうちに新幹線で東京まで護送されたという。
手元の時刻表を見たところでは新大阪から東京に向かう最終の「のぞみ」で、当然のことながら一般の乗客もいたわけで、それは新大阪駅、そして東京駅はごった返していたことだろう。
話は横にそれるが、私個人的に、新幹線の駅に報道陣が群がって「何事ぞ?」というのを目撃したのは、昨年の10月、巨人に大逆転で優勝をさらわれた阪神(←ざまあみやがれ)の岡田監督(当時)がその直後に辞意を表明したとかで、敗者となって新大阪駅に戻ってくる監督の姿を捕らえようと群がる関西のマスコミども。
それはさておき、市橋容疑者が1年に亘り潜伏していたのが、大阪。西成区で土木作業員を募集していたところに現われ、茨木あたりで住み込みをしていたという。
うーん、西成か。関西の人間にとっては特別な響きを持って聞こえてくる地名である。
あの地区といえば、さまざまな事情を抱えた人たちが職を求めて集まり、また募集する側もそのあたりの事情には深く詮索せずに人を集めるというところがある。どこで入れ知恵をされたかはわからないが、身を隠すにはもってこいのところだったのだろう。
おまけに、整形と逃亡の費用にあてたという100万円くらいはすぐ貯まるようである。そのことに話が及ぶと「オレも西成に行ったほうが自分のカネが貯まるんとちゃうか?」という反応を見せる人も。いろいろよいことづくめのように見えて、実はそういうことじゃなかろうに・・・・。
事件の真相についてはこれから調べられることだろうが、どのような関西生活を送っていたのか、その逃亡生活についても明らかにしてほしいものである。