まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

世田谷・三軒茶屋へ

2011年12月01日 | 旅行記C・関東甲信越

Dscn2025「お散歩だんらんの会」の11月集会。はじめは東京大学の駒場キャンパスで開かれていた学園祭をのぞく。久しぶりの学生気分でキャンパスを楽しんだ後は、ここから今夜の目的地となる三軒茶屋まで歩くことに。日の短い季節ではあるが、地図で見るところでは3キロもないくらいだろうか。

10人の参加だったが、どうやら参加者の一人、モモコさんが体調を崩したとかでリタイアされたとか。何分季節の変わり目でもあり、寒暖の差が激しい時もあるのでコンディション維持も難しいところだろう。お大事に。

まずは線路を渡って駒場野公園。区が運営しているのか、小ぶりな公園ではあるが体育館やテニス場もあり、ちょっとした散策スペースである。「区」といえばこの散歩の翌日に行われた大阪市長選挙。「大阪都構想」の目玉が「市区の再編」である。果たして東京のように独立採算でうまくやっていけるのかどうか気になるところである。この日の夜の飲み会でも「大阪ダブル選挙についてどう思うか」ということを尋ねられたし、逆に関東のほうではどのような見方をされているのかを話し合ったことである。

Dscn2024意外なことに、この公園に隣接して「大学入試センター」がある。今や国公立私立問わず利用しているセンター試験。あれを受験したのはもう20年も前のことになるが、こういうところで問題を作ったり何やらしているのかと感心する。

Dscn2028淡島通りに出て、目黒区から世田谷区に入る。ここから夕陽に照らされた高い建物を見る。あれがこの散歩のゴールである世田谷キャロットタワー。ここから見れば結構遠いようにも見えるのだが・・・・。

「世田谷」という単語を聞くと、そちらのほうにほとんどなじみのない人間からすれば高級住宅地のイメージがある。現にこの「お散歩だんらんの会」でも田園調布を訪ねたこともある。このエリアの代沢地区もゆるやかな斜面に敷地の広い住宅地が並ぶ。

Dscn2032「今回の散歩では有名俳優のお宅の前を回ります」とあったが、その俳優とは誰なのか。旅の侍さんのナビでやってきたのは、ご夫婦で芸能界で活躍されている方のご自宅。2時間ドラマでよく出てくるかな。ただ来るものを拒むような塀で囲まれたお屋敷というのではなく、ちょっと大きめの一戸建てというところ。ただガレージにはしっかりとベンツが停まってましたが・・・。早くもクリスマスの飾りつけも行われていた。

名前は伏せておくが表札は苗字がそのまま出されている。参加者の一人・とかげさんがこの俳優さんのファンということのようで、「思ったより庶民的な家で、イメージが壊れなくてよかったです」とコメントしていた。果たして、これだけの記述でどの方か、お分かりになるだろうか・・・・?

それにしても、この会ではしばしば高級住宅地めぐりを行っているが、有名人のお宅ってどうやって見つけられるんだろうか。旅の侍さんの情報収集力にいつもながら感心する。

この辺りは田園調布とまではいかなくても高級住宅街のようで、行きかうクルマもベンツやらBMWやらワーゲンなどの外車ばかり。間違ってもわが愛車であるキューブだとか、フィットだのヴィッツだの、ましてや軽自動車などというものは走っていない。一方でクルマのこだわりが強すぎるのか、何十年前の型式の「高級車」なんてのもあったが、仮にどこか故障でもしてしまったら部品があるのかしらん。

Dscn2033この後、アンゴラ大使館前などを経由して三軒茶屋に近づく。ところが不思議なもので、さきほどまで高級住宅街だったかと思えば急に庶民的な街並みになってきた。鉄道の沿線が変われば雰囲気も変わるのだろうか。そういえば世田谷といえば、これぞ日本の庶民の風情を描いたとされる「サザエさん」の舞台もそうだった。

Dscn2036昔ながらの商品を扱ったり、気軽に入ってのぞけるような個人商店が並ぶ太子堂あたり。相変わらず散歩の行列は縦に長いがそれぞれが思い思いのペースで楽しんでいる。

Dscn2038そしてやってきた三軒茶屋駅。そしてそびえるキャロットタワー。周囲の商店街が庶民的で低い建物が続いているだけにその高さが余計に引き出される。ただ、「キャロット」というのはどういういわれなんだろうか。練馬の大根に対抗して三軒茶屋で人参が採れるとか・・・?(後で調べたところでは、建物の外壁の色が人参のように見えたからだとか)

ここの高層階からの景色がキャロットタワーの売りという。しかも入場無料というのがありがたい。エレベーターで上ってみる。

Dscn2044するとどうだろう、時刻はちょうど17時を回ったところであるが、そろそろ日が沈み、夜景が映えようかという時間帯である。おそらくこの時間帯を逆算してのスケジュールなんだろうな。

Dscn2040ちょうど前方遠くに見えるのが富士山の頂である。写真ではうまく撮れていないが、関東平野、そしてその先の山々にあって頭一つ出ている景色。秋から冬ならではの眺めだし、実にいいなと思う。

Dscn2045方向を変えれば新宿の副都心や東京タワーをはじめとした市街地の夜景を楽しめるようだ。ただこちらはやはり眺めが売りなのかレストランゾーンになっており、おまけにこの日の夕方からは団体の貸切で入ることができなかった。うーん、なるほど商売がうまいな・・・・。

Dscn2046しばし夜景を楽しんだところでこの日のお散歩は終了。あとは有志での懇親の飲み会ということになるが、だいたい女性陣はここで解散というケースが多い中で、「ビール一杯くらいなら行きましょうか」と、初参加のマツコさん、ささきさん含め9人で夜の部に行くことに。

「三軒茶屋ならここに行こうと思いまして。食べ物がメインになるかと思いますが」と、旅の侍さんが昔ながらの記憶をたどるようにしばし路地を歩く。そしてたどり着いた店はなかなか居心地がよくて・・・・。

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