まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

東京大学駒場祭を歩く

2011年11月30日 | 旅行記C・関東甲信越

Dscn2023「お散歩だんらんの会」の11月後半のイベントの目的地は東京大学の駒場キャンパス。実はメンバーの中に東京大学で勤務している方がいらっしゃって(ご自身は東大の出身ではないとのことだが、それでも、職場が東京大学というのはやはり知性を感じさせて憧れますね)、11月に学園祭が行われるということで、ぜひともキャンパスライフを楽しんでいただきたいとの企画である。まあ、こういう機会でもなければ「東京大学」に入ることなんてないだろうし・・・。

学園祭か・・・。かくいう私も20年近く前は大学生だったが、学園祭に参加したのは1・2回生の時だけだったと記憶している。私のいた学科の同じ学年で食べ物の店を出したのだが、1回生の時にはOBとして、そして学生アルバイトとしてお世話になっていた岡山に本社のある某通信教育会社の企画で、「現役大学生が大学受験を目指す高校生を学園祭で案内して、大学への興味を持ってもらおう」というイベントに参加した。高校生たちを自分のところの店に連れて来たり、教室をお借りしてクイズ大会みたいなものもやった。ただ一方で、それが終了した後には自分の店に入って、(もう時効だから書くが)強い酒を飲み倒してその場でひっくりかえり、気が付けば後夜祭に突入していた・・・なんてのもあった。

ただそれも3~4回生となれば自分の学科で店を出すということもなく(下の学年はあったのかもしれないが)、「要するに全日休講」という感じで捕えていた。これを秋の3~4日間の休みととらえて、大阪から夜行列車でローカル線の乗りつぶしに出かけたこともあった。

Dscn1979・・・とまあ、学園祭という言葉からいろいろと脱線してしまったが、混雑する駒場東大前駅の改札に集まったのは私を含めて10人。「お散歩だんらんの会」の代表である旅の侍さん、そして先に書いた東京大学関係者のみやざわさん、後はすっかりおなじみの夏岳さん、たけしさん、そしてさいとんさん。さらに初対面となる女性陣のモモコさん、とかげさん、そして初参加というマツコさん、ささきさんというメンバー。

Dscn1983午後の時間帯であるが大勢の学生、そして一般客が詰めかけており、なかなかの雑踏ぶりである。なかなか団体行動が難しい感じである。まあまずはキャンパスを一通り歩こうということで学内に入るが、この時点でもう列が長くなっている。

Dscn1992それにしても数々の趣向をこらした食べ物の屋台群。久しぶりに見る光景であるが、私たちが出店をやっていた時と比べても食物がインターナショナルというか、新しいメニューが出ているなと感心する。アルコール類も売っているのでグッと惹かれるものもあるが、まあここは「夜の部」を楽しみにするかな。

学内の案内所まで来て集団もばらけたので、あとは学内でのフリータイムということになった。すでに「行方不明」になったメンバーも。これまでの「お散歩」からすれば、一つのコースをみんなでそぞろ歩くというスタイルであったが、こういう一か所でとなるとばらけて過ごすほうがお互いに楽しめるかなと。

Dscn1996私のいる集団は一番人数も多く、配布されたプログラムを見ていくつかのぞいてみることにする。そこでまずやってきたのが競技用ロボット(ロボコン)の展示。実際に操作体験ができるとのことであったが順番待ちが長くそれは断念。子どもたちがプレステのコントローラーを使ってロボットを操り、コーヒーの缶やブロックを山積みする様子などを見学する。この学生の活動も結構資金がいるようで、受付にはカンパ募集の瓶も置かれていた。

近い学舎に皆さんの興味が集まっているようで、その中でも皆さんが興味を持っていたのがステージマジック。ちょうど入場待ちの時間のようで、皆さんはそちらの列に加わったがここで私一人離脱する。せっかく来たのだからいろいろと見て回ろうと。ちょうど一つ上のフロアで「世界のビール大博覧会」なるものをやっているのを見つけたこともあった。ただそこは入ってもギャラリーがおらず、ちょっと「楽しむ」という雰囲気には欠けていたので結局パス。その同じフロアでやっていた「駒場寄席」というのに入る。

Dscn1998ちょうど舞台では漫才をやっていたが、それが終わると大喜利のコーナー。お題を出すのも解答するのもこの寄席の前半で出演していたらしい人たち。前半に出てくるからおそらく下級生(前座扱い?)ということになるのかな。それでも、お題に対してそれなりにボケてみたり、あるいは東大生らしく学術的にまじめに?答えてみたりと、いろいろと楽しませてくれる。大喜利と言えば一昔前までは「笑点」の独占であったが、最近では視聴者参加型の「ケータイ大喜利」というのもあり、大喜利でひねった回答を出すのも、お笑いとして頭の回転を速めるトレーニングになるのだろうな。

この後は学内をぶらつく。伝統的な建造物に指定されている1号館にも入る。こちらは「ナントカ研究会」が教室ごとで自らの「研究成果」を披露している。その中には「女装カフェ」なんていうのもあるのだが・・・・。

Dscn2004ここではテーブルマジックで間近にスプーン曲げならぬフォーク曲げという技を見たり、トランプを使用したマジックを見たり。

Dscn2003ブロック玩具のレゴを使用してさまざまなものをこしらえているのを見たり(それにしてもこのバーコード、実際に携帯端末をかざしてもコードを読みとることができ、そこでアクセスした画面で「投票お願いします」とサークルの宣伝もできたりする)、鉄道研究会で鉄道模型を走らせているのを見ながらうなったりする。

Dscn2008鉄道模型のレイアウトの外側の線路に、先の記事でも触れた京王井の頭線3000系の模型が飾られていたのは意外だった。沿線としてあえて狙ったことなんだろうな・・・・。

Dscn1984学内全般を見渡せば有名人による講演が行われていたり、もちろん屋台の食べ物を次々に胃袋に収めるのもありかもしれない。ただ同じ学舎にあって、普段ならみんな顔をしかめながら受けている授業があるのも確かである。そういうところではどういうことが行われているのかを見るのも楽しい。

Dscn2012そろそろ集合時間近くとなって、集合場所の正門広場に向かう。ちょうど正門広場のイベント舞台では和太鼓グループ「彩」による演奏が行われていた。先ほどから腹に響く衝撃というのを感じていたところであるが、これは見なければいけないだろう。

Dscn2019それにしてもイケメン、腕っぷしも強く、日本の伝統的楽器を奏でるセンス・・・・こういうのってやはり女性の憧れということになるのだな。やはり決まっているし・・・・。

太鼓の鼓動に気持ちが奮い立つような感じがする。今度はこの駒場から、今回のお散歩の終点である世田谷のキャロットタワーを目指す・・・。

コメント    この記事についてブログを書く
« 東京ドーム・野球殿堂へ | トップ | 世田谷・三軒茶屋へ »

コメントを投稿