まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

第4回中国観音霊場めぐり~津山まなびの鉄道館と、中国ローカル線の一大拠点

2019年08月15日 | 中国観音霊場

今回の目的地である誕生寺を後にして、津山に北上した。この後は14時30分発の姫新線佐用行きに乗る予定である。今回は早めに切り上げることにしようかと。まずはSL車両と箕作阮甫とB’zの出迎えを受ける。

それまで1時間少しある。その時間を利用して、隣接する津山まなびの鉄道館に向かう。扇形機関庫は駅のホームからも見えているのだが、線路横の細道を通り、ぐるりと回り込むルートで到着する。夏休みの子ども連れの客が目立つが、平日なので見学客も少ない。

何度か来ているので展示車両にいちいち驚くこともないが、来るたびにいろいろ展示が工夫されているのがよい。この日、機関庫の前のターンテーブルに乗っていたのはDD13。貨物ヤードでの入換作業で活躍した形式で、津山に来る前は大阪のかつての交通科学博物館で展示されていた車両である。

また、キハ58が機関庫の定位置から少し前に出されている。乗降扉が開いていて、中に入ることができるようだ。これも夏休みのイベントの一つなのかな。客室の端の座席に入ることができてボックス席にも座れる。もっとも、冷房が効いているわけでなく1分と座ってられないが。

他の車両たちもゆったりとここで過ごしているようだが、休日や夏休みは交代で少し顔を出したり、ターンテーブルに乗ったりするのだろう。

フェンス超しに気動車の車庫も見ることができる。キハ120の姿も見えるが、ここでは旧国鉄型のキハ40、キハ47がまだまだ主力である。その中にノスタルジー車両の姿もある。一般列車としての運行もあるが、まだこの車両に乗ったことがない。どこかでチャンスがあればと思う。

かつての鉄道関連設備の展示も見た後で、駅に戻る。

さて、これから14時30分発の姫新線佐用行きに乗るつもりだが、この時間は津山が各方向へのジャンクションであることがうかがえる。14時30分発の姫新線佐用行きのほかに、14時35分発の津山線岡山行き、14時38分発の因美線智頭行き、そして14時42分発の姫新線中国勝山行きと相次いで発車する。それぞれ本数が少ない中でこの時間に一同に会するというのは何か背景があるのだろう。

そんな中、ふと気が変わって中国勝山行きに乗ることにする。姫新線はキハ120だろうというイメージがあったが、やって来たのがキハ40ということもある。中国勝山・新見までの区間では時間によってキハ40が充てられるのだという。通学への対応なのかな。わざわざホームを変えて、そちらの車両に乗り込む。

乗ってみて、ふとこれは前回の「続き」になるのではないかと思った。前回の中国観音霊場めぐりでは美作落合にある木山寺を訪ねたわけだが、その時帰りに出ようとしていたのだが美作落合駅である。その時は時間が間に合わず落合サンプラザ前で高速バスに乗ることになったのだが、鉄道でそこまで行くことで観音霊場めぐりのルートが「つながる」ことになるかと考えた。今回は美作落合までにとどまらず終点の中国勝山まで行って折り返しとしよう・・・。

コメント