まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

東海道線~名鉄特急~近鉄アーバンライナー

2019年08月12日 | 旅行記D・東海北陸

青春18きっぷで静岡を訪ねた後の復路。乗るのは17時02分発の浜松行きで、この列車の始発は熱海である。ロングシート車が来るのはわかっているから、普通に通勤列車を待つのと変わらない。静岡で多くの乗客が入れ替わることもあり、無事に着席することができる。

さすがにこの時間となると、朝から乗り継ぎで来たことと、先ほどの「茶っきり」が回って来たか、往路ほどしっかり景色を見ることもなく静かに過ごす。外は田園地帯や山の緑が広がり、夏の車窓だなというのが印象だった。

18時14分、浜松に到着。次は18時28分発の豊橋行きで、豊橋からの折り返し列車に乗る。こちらは転換クロスシート車両だ。

そろそろ日が暮れる頃合いで、浜松の西にある貨物ターミナルのあたりで夕日を見る。もうすぐ浜名湖で、もう少し何とかならないか期待して外を見るが、浜名湖を渡る鉄橋のところでは太陽が雲に隠れてしまった。

19時05分、豊橋到着。最後に乗るのは名古屋21時00分の特急アーバンライナーのため、十分に間に合う。先ほどは締めの一品をいただいていなかったので、コンコース内のスタンドできしめんをいただく。

ふと、このまま東海道線を行くより、帰りの時間が見えてきたので変化をつけてもいいかなと思った。この日の青春18きっぷ(2回目)の元は十分に取れている。なお大阪市内~静岡の片道乗車券は6260円、静岡~豊橋の片道乗車券は1940円する。1回目では大阪~長浜、近江今津~大阪と乗車したが、すでに2回目で全5回分の料金11850円に迫ろうかというところ。

ここでいう「変化をつける」というのは、名鉄線に乗ることである。東海道線の新快速、特別快速と、名鉄の特急では所要時間にそれほど差はない。ならばということで名鉄線のホームに下りる。名鉄線は歴史的な経緯があって飯田線と同じホームに発着するので、飯田線の列車と並ぶ姿が見える。

購入したのは19時32分発の新鵜沼行き特急の特別車両券(ミューチケット)。名鉄の特急には自由席車両もあるのだが、ここはせっかくなので快適に移動することに。豊橋のホームには浴衣姿の人も目立つ。8月3日、夏祭りでもあるのだろう。

この時間となると外は真っ暗で、また特急は途中の駅を高速で通過するので、どういうところを走っているのかよくわからない。そんな中で、外に花火が上がるのが見える。どこでやっているのかと検索すると、走行位置から見て御油の夏祭りのようである。さすがに音は聞こえないが、こうした車窓を見るのもよい。

花火はこの先岡崎でも見ることができた。こちらは矢作川の河畔で行われる岡崎城下家康公夏祭り。規模としてはこちらのほうが大きい感じだった。いずれも写真に収めることはできなかったが・・。

そのまま快走を続け、地下に入った名古屋に20時21分に到着。そのまま連絡改札をくぐって近鉄のホームに出る。後は近鉄特急に乗るだけだ。

21時00分のアーバンライナーのデラックスシートに乗る。前日に照会した時には1人席がすでに満席で、2人席の窓側に陣取る。このままの状態で発車する。

名古屋から特急に乗ると、藤井寺に戻るのに鶴橋回りにするか、大和八木から橿原神宮前に戻るのか選択肢がある。特急券は鶴橋まで購入しているが、その後の乗り換えや混雑具合を比べるのだ。そして結局は大和八木での下車を選ぶ。

以降の乗り継ぎは、22時38分に大和八木に到着し、22時49分発橿原神宮前行きで22時55分着、23時07分発古市行きで23時36分着、23時37分発大阪阿部野橋行きで23時44分に藤井寺に到着した。朝出発したのが5時17分発の始発だったから、文字通り一日仕事だった。その中での古市行きは、4両編成で乗客は10数人。ロングシートもガラガラで、シートに横になる人もいる。寝過ごしは大丈夫かな。

今回は静岡での町歩きや昼飲みがメインということになったが、いずれは、遠く行けるところまで行って、滞在先がほんのわずかでとんぼ返りするという、机上旅行にとどまらず実際にチャレンジしてみるのもいいかなと思ったことである・・・。

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