まつなる的雑文~光輝く明日に向かえ

まつなる兄さんのよしなしごと、旅歩き、野球、寺社巡りを書きます。頼りなく豊かなこの国に、何を賭け、何を夢見よう?

第16回四国八十八所めぐり~瀬戸は日暮れて

2018年05月09日 | 四国八十八ヶ所
川之江での野球観戦を終えて駅に戻る。当初は、試合が長引くことや試合後に早い夕食を取るかということで、18時発の岡山行きの特急しおかぜ26号の指定席を取っていた。ところが実際は試合も早く終わったし、川之江の食事情は先の通りである。1本早い、16時59分発のしおかぜ24号に乗ることにした。そのまま自由席に向かう。

列車は愛媛から県境を越えて香川に入る。次の停車駅は観音寺だが、ここで特急を降りる。

不可解な行動に思われる方もいるだろうが、これはこの先へのマークのため。愛媛で残している60番の横峰寺は次に行くことにしている。これはよいとして、それ以降の札所は観音寺市や三豊市に広がる(次の66番の雲辺寺は徳島県の三好市に位置するが、讃岐の札所と数えられている。アクセスも観音寺市側からとなる)。このため、観音寺駅近辺のホテルをベースキャンプにするつもりだ。このため、急遽今回は伊予小松から川之江を経て、観音寺をゴールにした。これがなければまた川之江まで来て観音寺まで移動しなければならないところ、観音寺からスタートできる。

特急券はフイになるが、改札を出て、一応駅前に立つ。次に香川の札所を訪ねるのは少し先だが、私の八十八所めぐりもだいぶ先が見えてきたように思う。

ここで1時間後の、元々乗る予定にしていたしおかぜ26号を待ってもよかったが、先に観音寺始発17時31分の高松行きの快速があるのでこちらに乗る。これで讃岐の西側を走る。札所が集中するエリアだが、また交通機関と時刻表のにらめっこになりそうだ。

多度津、丸亀、宇多津と主要なところを過ぎ、坂出に着く。ここで18時24分発の快速マリンライナー54号に乗り継げば、岡山着は19時03分となり、しおかぜ56号より8分早い。

ちょうど瀬戸大橋は日暮れ時。座ったのが通路側だったので少し見にくかったが、しまなみの向こうに夕日が沈むのが見える。車内からも歓声があがり、窓の外にスマホやカメラを構える人も結構いる。このタイミングで瀬戸大橋を渡ったのは過去にあったかな。2日間の旅の最後に印象深い車窓だった。

岡山からは予定のさくら号に乗る。乗り継ぎまで夕食の調達だが、駅弁はほぼ全て売り切れ(何とか鰆の寿司を購入)、また東海道新幹線のダイヤが乱れていて、東京からののぞみも30~40分遅れとあった。四国への特急に乗り継げない客もいてコンコースはやや混乱していた。幸い、上り新大阪、東京方面は平常運転で、最後は2列シートで大阪に戻った。

これで大型連休前半の四国行きを終えたが、この次は中2日、5月3日からの連休後半に再び伊予西条に向かう。何という行程の組み方か・・・。
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