カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

事実は素直に見ること

2016-11-09 | 時事

 トランプ大統領の誕生となった。驚くべきことには違いないが、実はそんなに驚いていない。もともと十分ありうると思っていたからだ。そんなことを言うと後だしジャンケンみたいに聞こえるだろうけど、ひょっとするかもという可能性は、ずっと変わらずあったことではなかったか。
 それはいいんだけど、日本のアメリカ通らしい解説者で「トランプはあり得ないが」と前置きして、善戦するトランプ氏として大統領選を論じていた人たちはどうするんだろうと思っていた。ところが多くの人は、驚きはありながら、番狂わせ的な状況を説明しているに過ぎなかった。中にははっきりと絶対にあり得ないと発言していた人が、そのままそんなことを言っていた。当然ながら今後もそんな人ばかりじゃないかとも感じた。
 言いたいことは、まずはその不見識を認めるべきなんじゃないか。政治家の事を笑えないぞ。何しろブッシュ・ジュニアでも大統領をやってた国なんだから、トランプで驚くほうがどうしているんじゃないか。
 それと株価などを通じて混乱する日本などの反応を報じている。トランプがトンでも無いと、一所懸命報道していた賜物だろう。でもまあ普通に考えて、トランプ氏が言っていた通りに何かをやるかなんて、まだ何にもわかんないと思いますよ。はっきり言って、ほとんどのことは出来ないだろう。でも出来たら出来たで、それはほんとにトランプ大統領が凄いということで、面白いですけど(それで済むかは別として)。
 実はトランプ氏が大統領になるかもしれないと事前に言っていた人を、(日本人では)僕は二人しか知らない。一人は松本大氏。もう一人は向井万起男氏。二人とも本当に偉いなと思いました。実はネタをばらすと、そのおかげで僕も「トランプありうる」と考えるようになっていたのです。二人ともアメリカでの現象を実に素直に捉えて、結果は最後まで分からないと、はっきり言って(書いて)いた。それもずいぶん以前から一貫して。改めて現実を見るということを考えさせられた事実だった。
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