カワセミ側溝から(旧続・中岳龍頭望)

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

飼われる猫が増えているのは

2018-12-07 | culture

 飼い猫の数が飼い犬の数を上回ったという報道は聞いたことがある。ちゃんと飼っているかどうか分からない状態の猫もたくさんいるだろうから、実数はまだまだ上ではないかとも思う。しかしながら飼っている世帯数でいうと、170万世帯以上犬の方が多い。要するに猫を何匹も飼っているような人が、猫飼いの家庭には多いのであろう。何もしないと勝手に増える可能性もあるわけだし。
 職場のある田舎の方では、まだまだ犬を外でつないでいる家が何件かある。救急車などのサイレンの音がすると、あちこちから犬たちの鳴き声が聞こえる。自宅のある近辺の住宅街では、ほぼ外で犬を飼う家は見なくなってしまった。家の中で飼うスタイルが当たり前になっているのだと思う。たまに外に繋がれている犬を見ると、なんとなく哀れに思える。昔は何とも思ったことは無かったものだけれど。
 犬を飼っている家庭でも、そのほとんどは小型犬だろう。たまに中型犬というのもあるだろうけれど、大型犬を飼うような家はほとんど無くなっているのではないだろうか。住宅事情など様々な要因はあるだろうけれど、ペット全体の小型化が進んでいるようにも考えられる。
 猫が飼われるようになっている現状も、サイズの問題が多少はあるように思う。さらに犬は躾の面など面倒さが懸念されるというような意見は聞いたことがあるが、小さいものはそんなに躾が必要とも思えない。むしろ猫はテーブルなどにも上がるだろうから、手間からいうと犬より面倒な感じもする。放し飼いなどは近所から苦情もあるだろう。ほとんど寝ているだろうとはいえ、閉じ込められた飼い猫は哀れではないか。
 実は自宅のバルコニーには、猫が棲みついている。ときどき愛犬が吠えているが、一向にお構いなしである。僕が近づくと逃げはするが、窓から眺められても平然としている。最初はどこかの飼い猫が遊びに来ているのかとも思っていたが、どうもいつもいるという。ときどき狩りに出て、そうやって暮らしていけるのだろうか。元が飼い猫であったとしても、そういう生活ならば野生である。今の日本なら野良犬が生きて行けるとは考えにくい。猫というのは、やはり本当には飼われていない存在なのかもしれない。


追伸:少し寒くなってきたためか、最近見なくなっているという。新たな場所を見つけたか、死んでしまったか。暖かい居場所が見つかったのならいいのだけれど…。
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