カワセミ側溝から

好きな言葉は「のこのこ」。好きなラジオ中継「相撲」。ちょっと苦手「煮た南瓜」。影響受けやすいけど、すぐ忘れます。

尖閣諸島取られてなんか問題ありますか?.mpg

2011-02-21 | 時事
尖閣諸島取られてなんか問題ありますか?.mpg


 やっぱりホリエモンはおもしろい人ですね。集中砲火を浴びてはいるけど、ホリエモンの問いに答えている人は居ないように見える。一見無茶なことを言っているようで、しかし物事の本質を考えていないわけではない。むしろ他の人たちの多くは、本当に物事を考えているのだろうか。ホリエモンがいなければ、この問題は深まらないのではないか。
 しかしながらそれでも中国は尖閣諸島を占領する可能性は相当持っているし、その次は沖縄ということは当然考えている(中国の歴史観の中では沖縄は中国の一部という理屈だから)。日本の軍備でそれを防げるのかというのはよくわからないが、少なくとも今の状態でそれなりの抑止力になっている事は間違いなかろう。
 何かのはずみで尖閣まで取られたとして、日本人の心情は深く傷つくことは間違いないにせよ、本当に決定的な重傷となるのかもよくわからない話だ。それでいいという気持ちに納得がいかないにせよ、そういう実効支配をした場合の中国の立場は、ますます危ういものになりかねず、下手をすると自滅の道を早めるかもしれない。いくら中国といえども、国際社会で孤立していきていけないのは自明のことだ。現在の状態で自国領土だと吠えているだけだからガス抜きにもなっているのだろうが、本当に占領して得をすることなんてほとんどないだろう。高い開発費で石油を掘って日本に輸出でもしない限り、ますます苦しくなるのではないか。
 今はパワーバランスで今のような領土問題になっているということなので、将来はどのような形で国境が変化するのかは変わる可能性はあるだろう。日本が中国の一部になる可能性は確かにゼロではない。それはよくないとか嫌だというのは誰でもいえるが、そのことを軍事力のみで防ごうというのは、どれくらいのコストのかかることなのだろう。今の日本が情けないことと、中国という寝ていた獅子が目を覚ましたことで今頃になってびっくりしてしまっただけのことで、中国をたたいて憂さを晴らしているだけでいいとは思えない。
 モンゴルやウイグルやチベットを抱えて、さらに巨大化するより能がない国よりも、日本のように島国でも豊かな状態でいられることがどれだけ憧れられていることだろうか。しかし、誰もが日本人になれるわけではないし、最初からその選択さえ選べない人たちが大勢いるのである。どう考えても追い詰められているのは中国や北朝鮮で、大人の日本はどうするのかということだ。いっそのこと本当に全面戦争でもやらかしますかね。

コメント
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