2012年8月23日のブログ記事一覧-ブログ・アビット

写真は、120812、試合前の東京・両国国技館です。

120104東京ドームの凱旋帰国試合で・・・。
印象に残らなかった“レインメーカー”オカダ・カズチカです。
普通なら、ガックリきているところです★

でも、レインメーカーの「上から目線」はブレません。
120104、メインで勝利したIWGPヘビー級チャンピオン・・・。
棚橋弘至（たなはし・ひろし）に、対戦要求を示します。

棚橋弘至の選手紹介は、↓をクリック。
http://www.njpw.co.jp/data/detail_profile.php?f=016

このときは、レインメーカーにブーイングが飛んでいましたね★
「あの程度の試合で、チャンピオンに挑戦なんて早すぎる！」
そんな観客の反応でした。

それでも、その後もレインメーカーは勝ち続けます。
24歳と若く、good lookingで長身、見栄えのよい選手ですから。
会社（新日）も期待して、プッシュしているのがわかります。

そして、レインメーカーは、120212大阪府立体育会館で・・・。
要求通り、IWGPヘビー級チャンピオンの棚橋に挑戦しました。

なんと！　レインメーカーは、その試合1回で棚橋に勝利☆
IWGPヘビー級のベルトを奪取してしまいました。
IWGP初挑戦、24歳・・・、こんなことは初めてだと思います。

このあたりから、私もですが多くのプロレスファンが・・・。
レインメーカーは本物だということに気付いてきましたね。

観客の声が、ブーイングではなく・・・。
驚きの声や声援に変わってきましたから。

レインメーカーの本物ぶりは・・・。
一番肝心な、リング上のファイトから感じられます。

まずは、長身＆脅威のジャンプ力から繰り出す、ドロップキック。
これほど見事なドロップキックは、ダグ・ファーナス以来ですね。
・・・D・ファーナスの詳しい説明はしませんよ★

さらに、コーナー最上段からのダイビング・エルボードロップ。
これほどキレイに決めるのは、ランディ・サベージ以来か。
・・・R・サベージの詳しい説明はしませんが★

繰り出す技が見ごたえあり、芸術品のようなのです。

それでいて、やみくもに大技を連発することはありません。
技は一つひとつ丁寧に、試合全体を組み立てながら繰り出します。
上質のアメリカン・プロレスのような、試合運びの巧さですね。

試合後の勝利者インタビューでの、お決まりのセリフは・・・。
「特にありません」です。
「レベルが違うので、勝って当然だから」というわけですね。

最初の頃は、「ああ、喋りができないんだな～」と思っていました。
おそらく、それは事実なのでしょうが・・・。
リング上のファイトで納得させてくれますからね。

「特にありません」が、決めゼリフのように浸透してきました。

煽りや喋りは、常にレインメーカーのとなりについている・・・。
プロレスラーの外道（げどう）が担当していますよ。
これも、適材適所でよい方針だと思いますね。

IWGPヘビー級のベルトは、120616大阪府立体育会館にて・・・。
リターンマッチの棚橋弘至に奪われてしまいました。
でも、レインメーカーが新日本の中心という印象は深まるばかり。

ちなみに、なぜ“レインメーカー”オカダ・カズチカには・・・。
“レインメーカー”というニックネームがついているのか？

“Rain Maker”は、直訳すると「雨の製造者」です。
でも、この場合の雨は、「お金の雨」を表しています。

つまり、オカダ・カズチカは・・・。
新日本プロレスという会社に、「お金の雨」をもたらす者。
お客さんを大勢動員して、会社に利益をもたらす者。

そんな意味で、“レインメーカー”とついています。

会社に利益をもたらすなんて、愛社精神があってよいですね～。
なんだか、現代風のキャラだと思います。

「新日本プロレスをぶっ潰す！」なんて言ったとしても・・・。
闘う場所がなくなったら、困るのはレスラー本人ですからね★
そんな煽りをするのは、もう時代遅れのように感じます。

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