ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

『33歳からのリーダーのルール』レポ(2)

2011-06-08 | 勉強に役立つ書籍

◆◇◆『33歳からのリーダーのルール』小倉広(おぐら・ひろし)著(明日香出版社)より◆◇◆

信頼・統率・目標達成 リーダーはこの年代で決定する!

はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。

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なぜできない? と問い詰めるな

「勉強しなさい!」。
学生時代、親に叱られた君はこう逆切れした経験がないだろうか。
「うるさいなぁ! せっかくやろうと思っていたのに、逆にやる気がなくなったよ!」と。

人は自分で決意し行動を選択した時、初めてやる気になり、責任を持つことができるようになる。
親や上司から「強制」された途端に「自発性」が消えてしまうのだ。

「なぜできない?」。
一見、質問系に見えることの言葉の裏には「とっととやれよ!」という強制が見え隠れする。

そして「おまえはダメな奴だな」と相手をなじる気持ちが伝わってくる。
だから言ってはいけない。
問い詰めてはいけないのだ。

「なぜ……」。
喉もとで言葉を飲み込んで考えをこう変えよう。
「彼のために僕に何ができるだろうか」と。

新米リーダーたる僕たちが最も気をつけなければならない一つだ。
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「コーチング」を知っていますか?

コーチングとは、会話を重ねることを通して、相手に目標達成に必要なスキルや知識を備えさせ、目標に向けての行動を促していくプロセスです。

私は、『コーチングマネジメント』伊藤守(いとう・まもる)著(Discover)という本を参考にしていますよ。

質問を「どうして」でなく、「どうすれば」に変えてみましょう。
以下、本にも例が載っています。
少し見てみましょう。

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なぜ売上が伸びないんだ?
(責められている。居心地悪いなあ)
→何が売上の伸びない障害になっているんだろうか?
(そうだな。どうして売上が伸びないんだろう) 

なぜ今まで何もしなかったんだ?
(そんなこと言われても…。やれることはやったよ)
→これから何をしていけばいいと思う?
(自分には何ができるだろう?) 

どうして相談に来なかったんだ?
(相談しても怒るだけだもんな。やる気なくなる)
→何か手伝えることはないか?
(心強いな。よし、できることから始めてみよう)
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上司から怒られているあなたと考えるとよいかもしれません。
もしくは、「売上」を「成績」にすれば・・・。
子どもの勉強の状況にもなりそうです。

カッコの中の心の声は、怒られているあなたか、子どものものです。
「どうすれば」系の質問をすれば・・・。
前向きな心の声になっていることがわかりますよね。

尋問のような「どうして」系の質問は、やる気をなくします。
選択肢を広げ、行動を起こしやすくする・・・。
「どうすれば」系の質問を心がけたいものです☆

「あら探しをするな、解決策を探せ」
 (ヘンリー・フォード Henry Ford アメリカ自動車産業の父)

・・・次回へ続く。

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 公式ホームページはこちらです!  完全指導アビット 新白岡校公式サイト
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