ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

中1国語 期末テスト範囲、故事成語

2008-11-17 | 本日の授業

Cimg1519

写真は、081114、中1国語の授業です。

081114は「埼玉県民の日」で学校はお休みですが・・・。
アビットでは、普通に期末テストの対策授業をしましたよ★
中学生は、どこも遠出していないようでしたね~(残念!)。

さて、中1国語の試験範囲は、教科書「古典のとびら」です。
川柳(せんりゅう)、説話、故事成語が入っていますね。
この中には、有名な『矛盾』の話が出てきます。

よく問題になるのは、歴史的仮名遣いを現代仮名遣いに直すものです。
W・ボードには、読み方のきまりを書いています。
「とほす(ハ行)」だったら「とおす(ワ行)」となりますよね。

あとは、故事成語を勉強しました。
「呉越同舟」は、漢検4級にも出てくる四字熟語でもあります。
授業の写真にあるもの以外にも・・・。

五十歩百歩(ごじっぽひゃっぽ)
大して変わらないこと。どんぐりの背比べ。

漁夫の利(ぎょふのり)
第三者が利益を得ること。

蛇足(だそく)
余計なつけたし。

株(くいぜ)を守る〔守株(しゅしゅ)〕
古い習慣にこだわって進歩がないこと。

これらは、どんな話がもとになったのかも紹介しています。

ところで、あなたは「意味記憶」と「エピソード記憶」を知っていますか?

『30歳からの10倍差がつく勉強法』(PHP研究所 和田秀樹・著)に載っていますので、紹介します。

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記憶には、「意味記憶」と「エピソード記憶」がある。

意味記憶とは、言葉の意味を機械的に覚えていくような記憶だ。
漢字を覚えたり、英単語を覚えたりするような単純記憶が意味記憶と呼ばれる。
頭の中に、辞書をつくっているような作業だ。

エピソード記憶とは、物事の背景やストーリーを踏まえた上で、内容を理解しながら覚えていくような記憶である。
「どうして、このようなことになったのか」を理解しながら覚えていくのがエピソード記憶だ。

例えば、「1192年 鎌倉幕府設立」と覚えるのは単純記憶だが、「なぜ、その時代に鎌倉幕府が成立したのか。その背景は何か」を理解しながら覚えたり、「そう言えば、鎌倉幕府の授業のときに、先生が面白いジョークを言っていたな」というような覚え方をすれば、エピソード記憶になる。
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・・・そんなわけですね。
故事成語が覚えられなかったら、元の話を読んでみましょう。
学校で使っている『国語便覧』にも載っていますよ♪

私も、この話は面白いなあというものがあります。
それは、「株を守る〔守株〕」ですね。
こんな話です。

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ある農夫がいました。
その農夫の目の前で、急にウサギが飛び出してきました。
ウサギは、切り株にぶつかって死んでしまいました。

農夫は、労せずにウサギ(の肉)を手に入れることができました。
それ以来、農夫は働きもせず切り株のところに居続けました。
またウサギが飛び出してきて、切り株にぶつかるのを期待しながら・・・。
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この農夫、どんだけ呑気なの~・・・と笑っていられないかも?

私も、知らず知らずのうちに・・・。
古いもの、今の子どもに合わないもの、今の私に合わないもの。
これらを使い続けている、こだわっているかもしれません。

「株を守る〔守株〕」の話を思い出して、頭を切り替えたいところですね☆

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故事成語、覚えましたか?

コメント
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