写真は、081113、中3国語の授業です。
中3国語の期末テスト範囲に、「文法 助詞・助動詞」がありました。
基本的には、中2で詳しく勉強する品詞ですね。
復習がてら、助詞・助動詞を勉強しましょう♪
特徴は、何といっても・・・。
● 助詞・・・活用しない
● 助動詞・・・活用する
・・・これが重要ですね。
助詞には、4つの種類があります。
格助詞、副助詞、接続助詞、終助詞です。
助詞をすべて覚えるのは・・・なかなか難しいかもしれません。
そこで、ザックリですが、こんな覚え方がありますよ。
● 格助詞・・・「をにがへやのとからでより」
● 接続助詞・・・「~ので」など、下の文と接続しているもの
● 終助詞・・・「~か」など、文末につくもの
● 副助詞・・・上記の特徴以外のもの
格助詞は、主に体言(名詞)につきます。
そして、「を・に・が・へ・や・の・と・から・で・より」だけです。
有名な「鬼が部屋の戸から出より」ですね♪
接続助詞は、用言や助動詞などについて、意味をあとに続けます。
「~ば」「~ても」「~ので」「~から」「~ながら」・・・。
文章を読めば、けっこうわかると思いますよ。
終助詞は、文末について、いろいろな意味をそえます。
● 「あなたは誰ですか。」の「か」
● 「誰にも話すな。」の「な」
● 「よいお天気だな(なあ)。」の「な(なあ)」
● 「出かけてくるぞ。」の「ぞ」
● 「もちろん歩けるとも。」の「も」
こんな感じですね。
副助詞は、上記以外のものですが・・・。
ひとつの助詞の中に、意味が3つも4つもあるものがあります。
この意味の識別が、中3では問題になると思いますよ。
あと中3の問題で有名なのは、「ない」の識別ですね。
①形容詞の「ない」
②補助形容詞の「ない」
③助動詞の「ない」
④形容詞の一部の「ない」
・・・この4つに分かれます。
4つの例文を見てみましょう。
識別ネタは、かな~り使えますよ☆
①あの人には欠点が「ない」。 →「ありません」に言い換え可能
②この部屋はあまり明るく「ない」。 →「~はない」と「~は」が入る
③あのときの気持ちは忘れられ「ない」。 →「ぬ」に言い換え可能
④その映画はくだら「ない」と思ったよ。 →形容詞を覚える
以上をアタマに入れると、問題が解きやすいですよ♪
練習問題をやってみましょうか?
以下の「ない」は、上記の①~④のうちどの「ない」でしょうか?
(1)彼が補欠ではもったいない。
(2)その国の情勢は穏やかでない。
(3)もう1ヶ月も雨が降らない。
(4)貯水池にはもう水がない。
・・・さて、答えはでましたか?
(1)「もったいない」という形容詞 → ④
(2)穏やかで「はない」と「~は」が入る → ②
(3)「降らぬ」に言い換え可能 → ③
(4)水が「ありません」に言い換え可能 → ①
ぜひ同じような問題を何問か解いてみましょうね☆