Hank Williams 映画 ” I Saw The Light ”
とうとうハンク・ウィリアムズの伝記映画「I Saw The Light」が日本全国で公開されることになりました。私達カントリー&ウェスタン音楽愛好者にとってはとっても喜ばしいことです。Country & Western だけではなくて広くアメリカンポピュラー音楽にまで貢献したといわれる人ですから音楽好きの人達にはぜひ見てほしい映画です。
鹿児島のカントリーフェスタが終わって数日してから鹿児島の友人K君からこの映画のポスターとパンフレットをもらった。博多にきたら見に行きます。
パンフレットを見ると表紙にはマイクを前にギターを抱えて立つ Hank Williams (役)の写真と ”アイ・ソー・ザ・ライト ” の文字があるだけで下のほうに 「 ”ロックの父 ” と呼ばれ、29歳でこの世を去った伝説のシンガーの光と影 」 と簡単な説明があります。カントリー・ミュージック ファンにとっては ”ロックの父 ” という謳い文句がとっても気になります・・・・・これは興業的に ”カントリー ” とすると失敗するとの配慮なんでしょうね きっと。 日本では堂々と ”カントリー ” と謳えないところが残念な思いですが、まあ公開されるというだけでもよしとしなければです。
なぜ ”アイ・ソー・ザ・ライト ” という題名なのか一般の人にはわからないかも知れません・・・・せめて「 不世出の歌手 ハンク・ウィリアムス物語 」 とでも表紙に入れたらどうだったのかなあ-と思ったりして・・・・なりふり構わずの勢いで勝手に入れてみました。
映画を見たらまた感想を書いてみたい
DVD版で購入したジョニー・キャッシュの自伝作品 WALK THE LINE でも、キャッシュをロック・スターとして扱っていましたが、ハンクの自伝映画としては、1964年公開の YOUR CHEATIN' HEART もカントリー音楽を取り上げた作品としては何とも拙い印象を持ちました。若き日のハンクJr.が主演者の吹き替えで歌っているのが救いで、いかにも低予算で制作されたのが見てとれて…。その点で本格的な自伝的な映画作品が封切られたのは「快挙」と言えるかと思います。まぁ多少のフィクションを交えているのは愛嬌として、多分にブルース色も感じられるハンクの音楽を「ロック」の源流と見做すのも、あながちこじ付けとも言えないのは解かるところですが、其界の“父”じゃありませんよね…??この文章を書きながら PAN AMERICAN QUEEN を聴いてます。
ハンクの映画を見たらまた記事を書きます