西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

つれづれに(カントリーミュージックはどこへ行く?)

2012年04月29日 | つれづれに

カントリーミュージックはどこへ行く?


(平成24)4月15日(日)に鹿児島の第32回 Country Festa に行ってきました。 ここでは毎回お客様向けに手作りのプログラム、パンフレットをお渡ししています・・・・・からいもカントリーの紹介、出演バンドの紹介、メンバー紹介、曲目などのほかに 色々な人がカントリーについての思い入れの文を寄せたりして載っています。 愚生 私も依頼されて上記のタイトルで書いてみたものです・・・・・私が感じていることをストレートに書いているんですが 一部追加してそのままの形で載せました。

「 私がカントリーミュージックを聴き始めた頃は Country Music の ” 3S ” というのがあって Simplecity(単純素朴)、Sadness(悲哀)、Sincerity(誠実)が特徴とされて まだその名残りが残っている時代でした。 現代のカントリーを聴くときにそれはあまり感じられなくなっています。もっとも、3S なるものが本場アメリカで言われていたことなのかどうかはっきりとしませんが 少なくとも日本ではそう云われていました。 
時代が複雑になり 人間の気質も変化して忙しい時代になって( その象徴がパソコンや携帯電話などですね、便利ですがこれなしには落ち着かない・・・・といったこと )、カントリーミュージックが巨大産業化すればするほど ”3S ” が希薄になっていくのは仕方がないことなんでしょう。

ヒットチャートをにぎわすようなカントリーが必ずしも好みに合うとは限らない・・・・・と感じた時は 自分の趣向に合う歌手なりを自ら探していく時代になっているのだと思います。 私自身は根本的にアナログ人間(希望)なので Country Music には”素朴さ”を求めています。幸い広いアメリカには今でも素朴なカントリーが存在しているのですね・・・・CDを探すのに苦労はしますが。

じゃあどうしたらいいか・・・・・先ずは沢山のカントリー歌手を一堂に集めてその代表曲が入っているようなオムニバスCD を聴くのが一番ですね。色々なスタイルを知ることが出来るし 無駄がないと思います。そんなので気に入った歌手が見つかってからでいいんじゃないかなあ、一人の歌手のCDを買うのは。
でもなあ、今はパソコンの You Tube でカントリー歌手の姿を見ることが出来るし、好きな曲だけ取り込めるようだからCDも買わない時代になっているのでしょうね。全て便利だけど何となく生きにくい時代だなあ・・・・と感じています。グスン!!」
・・・・・・以上プログラムからです、最後が座頭市みたいな文句(古ッ!)になりましたが。



ある人がいいカントリーだと奨めていたので買ってみたらほとんどロックだった-ほんとにカントリー?なんてこともあるんですね、ただこうしたことは ”どういう音楽をカントリーと感じるか ” が年代層によっても個々人の音楽的嗜好によっても異なることからくる現象なので カントリーの許容範囲が広くなったため-といえるんだと思います。 自己申告で ”自分はカントリー歌手だ- ” で通用する時代ですから 初めから一人の歌手のCDを買ってガッカリするよりは オムニバスCDで探索する方がずっと Country Music を好きになれる率が高いと思います。

今回載せたCD群は私がここ6ヶ月以内に Book Off などの中古屋さんで見つけて買ったオムニバスCDで 全て105円~250円で買えたものです・・・・・カントリーミュージックはいつまでもマイナーなので売れないという理由で安くせざるを得ないんでしょうね、有難いような悔しいような複雑な思いです。 カントリーは年齢層が高いおじさんの音楽だ-なんて云っているうちは本当ではないですね、私は10代の頃から聴いているんですが なぜそんなに云われるようになったのか不思議でしょうがないです、音楽は各自の嗜好だから周囲に惑わされる必要はないはずなんですけどね。

CDですが新旧取り混ぜて入っているようなのが理想的で、風景のジャケットのは日本盤でやや古め、それ以外は洋盤で新旧の歌手が入っています。
「 The Horese Whisperer 」 はロバート・レッドフォードが馬の調教師に扮したちょっと前の映画でした(日本でも公開された)が 挿入曲は全てカントリーでドワイト・ヨーカムの ” Cattle Call ” やジョージ・ストレイトとの ” Red River Valley ”、Iris DeMent という女性歌手が歌う ” Whispering Pines ”(これは故ジョニー・ホートンの歌で有名)など素敵なものです。 他にルシンダ・ウィリアムス、カウボーイ歌手のドン・エドワードなど有名どころ多数の Good盤でサウンドトラック盤コーナーにありました、こんなに安くでいいんだろうかと思いながら買いました。ほんとにオムニバスCDがおすすめですよ!!
font>
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« つれづれに ( 鹿児島のカン... | トップ | つれづれに(ケニー・ロバー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

つれづれに」カテゴリの最新記事