西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

カウボーイソング -9-(The Tex-I-An Boys)

2008年02月24日 | カウボーイ・ソング
COWBOY SONGS (9) 
米国盤 Folkways Records FH-5328 SONGS OF TEXAS Sixteen Popular Folk Songs Of The Lone Star State sung by the TEX-I-AN Boys         
(1)Chisholm Trail (2)Long Summer Day (3)Cowboy's Dream(=My Bonnie Lies Over The Oceanと同じメロディ) (4)San Antonio Rose (5)Streets Of Laredo(ラレドの通り) (6)T For Texas (7)The TEX-I-AN Boys (8)Remember The Alamo (9)Texas Dance Medley (10)Ain't No More Cane On The Brazos (11)Red River Valley(赤い河の谷間) (12)Austin Blues (13)Billy Barlow (14)Ballet Of The Boll Weevil (15)Was't That A Mighty Storm !(16)I'm Going To Leave Old Texas         

カウボーイソングに興味を持ち始めた頃にわざわざアメリカに注文して買ったレコードで個人的にはとっても愛着のあるものです。Folkways Records は商業的よりは地味な民俗音楽サイドからのものが多くて、アメリカ西部についてのレコードもFolk という立場からのアプローチで、同封の歌の解説や歌詞入り booklet(小冊子)が背景を知るのにとても役立つものでした。    

(1)チザム・トレイルは一般に歌われるものとは違ってより単調で(日本の民謡でいえば”正調”~節といった元歌様のものです)マンドリン伴奏のみ。(3)「カウボーイの夢」はよく知られたメロディでハーモニカ、ギター、バンジョー伴奏でオーソドックスに歌われます。(5)「ラレドの通り」は簡単なギター、マンドリンで3人の輪唱で歌われなんだか素人っぽい。(11)「赤い河の谷間」はゆったりとしたオートハープで始まる何とも素敵な Red River Valley で、後半にギター、マンドリンが加わって素朴な歌声を助ける・・・・このLPの白眉です。個人的にはこの曲が COWBOY SONG の中で一番好きなんですが、歌われた多くの Red River Valley の中でも3指に入る名唱だと思っています。  
以上が COWBOY SONG で後はテキサスにゆかりの深い曲群で Western Swing の王者ボブ・ウィルスの(4)San Antonio Rose 、「カントリーミュージックの父」ともいえる”Blue Yodeler”ジミー・ロジャースの(6)T For Texas 、ウィリー・ネルソンも歌っていた(8)Remember The Alamo 、演奏だけのスクェア・ダンス曲メドレーの(9)Texas Dance Medley 、テックス・リッター等も歌っていた(14)Boll Weevilなど・・・・です。 
もっと有名な「 Yellow Rose Of Texas(テキサスの黄色いバラ)」や 「 Eyes Of Texas(=線路は続くよどこまでも~と同じメロディ曲)」が入っていないのが不思議。   このレコードは全体に素人っぽい4~5人の男性による素朴な演奏と歌なんですが 古謡の趣きがよく出ている・・・・と思います。現在 Smithonian Folkways Records からCD(FW-05328)として出ており、試聴もできるようです。

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