西部劇映画「男の出発(たびだち)」2
数ある西部劇映画の中で少年の大人への成長に焦点を当てたような作品はなかったと思う。その点でも新鮮だしリアルなアメリカ西部とカウボーイ生活の現実を描いたことでも稀有である🤣 全般的にアメリカ西部のカラカラに乾燥して埃っぽい情景とカウボーイの hard work さが滲み出ている画像です。
面白い場面がある……夜間に牛の群れを落ち着かせるために子守唄みたいな静かな唄を歌って聴かせることがある。Cowboy Song にもそういう歌があってNight herding song といいます。
この映画の中でも荒くれ男達が新入りのカウボーイ少年ベンに何でもいいから何か歌えよ…と指図する場面がある。少年は何を歌っていいのか戸惑いながら讃美歌を歌うんですね……“ こん畜生、よりによってこん唄を歌いやがって!" ・・・と皆が白けたような表情を見せる、でもベンにはどこか憎めないところがあるのでまっ仕方ないか的な雰囲気になる。従来の西部劇には見られなかったもので、ちょっとユーモラスで私的には思わずニンマリするシーンでした。
牛を落ち着かせるために唄をうたうのは、「赤い河」でハリー・ケリー・Jrが「I Ride an Old Paint」と云う歌をうたっていました。
「夕陽の群盗」は以前に記事を書いて未発表のまま残しています・・・近々載せます。色々と細かいところの記憶が薄れてしまってまたDVDを再見してみます。
「赤い河」でハリーケリー・ジュニアが”I ride an Old Paint” を歌うシーンは記憶になくてこちらも再見してみたいです(smile) 残暑厳しき折りご自愛ください