レノ&スマイリー のクリスマスアルバム
米国盤 King Records-874 The True Meaning Of Christmas / Don Reno & Red Smiley
(1)The True Meaning Of Christmas (2)Jingle Bell (3)Blue Christmas (4)Frosty The Snowman (5)Christmas Doll (6)Christmas Reunion (7)It Won't Seem Like Christmas (8)Joy To The World (9)It Came Upon A Midnight Clear (10)Silent Night(きよしこの夜)
本日(平成26年12/23)に聴いたクリスマスアルバムはこれ、いつ購入したかは覚えていないけれどレコードを詰め込んだダンボール箱に入っていたもの。恐らくクリスマスの時期とは全く違った季節に何かのついでに買っていたものと思う・・・・・私の中ではすっかり忘れられていたレコードでした。
ドン・レノ&レッド・スマイリーといえばブルーグラス音楽の第一世代の大御所のひとつで、私としては熱心に聴いてきた方ではないですが 有名だったのですこしはレコードを持っています。ドン・レノはバンジョーの名手で、カポなしで何でも弾くよというくらいに有名でバンジョーの神様アール・スクラッグスと肩を並べるほどの実力者でした。ビル・ハレルとバンドを率いて来日の経験もあります。
ここではレノ&スマイリーand Tennessee Cut-Ups としての吹き込みで、ドン・レノのバンジョーがふんだんにフューチャーされていますし、各曲の前にドンが説明の語りを入れています。
(1)True Meaning Of Christmas はドーブローギターの ”友なるイエスは ”演奏メロディに載ってドン・レノの語りで通される静かな曲。
(2)ジングルベルはドンのバンジョーをメインにした演奏だけ。
(5)Christmas Doll と(7)It't Won't Seem Like Christmas の2曲はこれも有名なブルーグラスの名歌手ジム・イーンズの曲のようでドンもしっかりと紹介しています。
そのほかも有名なクリスマス曲が多くていずれもブルーグラススタイルで通しているものです。
バンジョーは音が短く切れる楽器なので個人的にはもっとドーブローギター(音を長く伸ばせる)やピアノなんかが入るとよかったかもしれないーと感じました。それでもレノ&スマイリーには絶妙のハーモニーをかもしだすボーカルがあるから聴くほどに味わいがあるなぁ・・・というところ。
今ではなかなか聴かれることのないアルバムかも知れません。私が持っているのはKingのオリジナルではなくて後年Gusto Records社になってから再発売されたもの