岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

「堤干し」

2008-11-20 16:15:04 | いなか暮らし

Cimg3015 写真 紅葉の大森山を写す三郎堤

  右写真 元気な岩手の紹介016

10月に稲刈りが終わってやれやれ、後は農閑期と思っていたがこの秋とても忙しかった。
 納屋を近い将来に解体しその跡地に家を建て替えようか、広い庭にしょうか・・・・・この一ヶ月納屋の片付けに追われた。

「堤干し」 
 稲刈のあと、地域の水がめの多くのため池の「堤干し」がある。
 かって「堤干し」は地域の楽しいお祭だった。沢山獲れる魚や沼えびは、或は蛋白の供給源だったかも知れない。
 時代と共に堤で獲れる魚は見向きされなくなり、多くの釣り人の楽しみとなった。それとともに、ブラックバスなどの外来魚が多く住みつき、昔からの鮒や、わかさぎはいなくなった。
 数年前、県の支援で大掛かりな外来魚駆除をやった。
 Cimg1502
写真 外来魚退治の様子Cimg1498  

 徹底的な駆除の結果、今では放した鯉がゆったり泳ぎ、わかさぎや沼えびも見られる堤になった。

 今、「堤干し」は堤管理組合の役員のみで水質保全のための「堤干し」となり、かっての魚獲りを楽しむ光景はなくなったがそれでも好きな人たちもいて毎年楽しんでくれる。左下写真
 Cimg1325
 「堤干し」後10日余り、秋の日差しを浴びて底面が乾いた頃、新しい水を入れる。
きれいになった水に、11月には白鳥が沢山飛んできて、冬の間子供たちの遊び相手となり
 春には雪解けの水を沢山溜めて美味しいお米を作る。

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