岩手の頑固親父

恵まれた自然、環境に暮す 老農のつぶやき、ぼやき

「疫病退散」、再び・・

2020-07-12 09:25:50 | いなか暮らし

 新型ウイルス、疫病退散・・・いつか書いたような、、、バックナンバーを調べたら、あった。
 14年ほど前、06年に「疫病退散」と題して、投稿していた。
 集落で見かけた「当春 疫病退散 祭」20×30㌢位の紙に、本来は疫病神を睨み返すべく、恐ろしい、威嚇した顔を描くが、この場合は可愛らしい絵が描かれている。
  紙を細い竹に挟み、紙の上に突き出た竹に、団子を2ヶ突き刺して、旧暦2月8日、夕方に玄関前に立てる。
 翌朝、早く起きて、団子を見にいき、無くなっていれば良いが、もし残っていたら、すぐに川に捨てる。

 関東から南東北にかけて、同じ旧暦2月8日に、オコトノカミという単眼の怪物、疫病神が、各戸を覗き、手帳に疫病を病ませる人の名前を記入して歩くので、疫病神に覗かれないように入口に目隠しをする風習があったという。
 わが集落の行事も、よく似てる。
 2月8日に家々を回る疫病神を団子で買収したのだろう。
 2個突き刺した団子を、受け取らないということは、疫病を病まされるということにもなるから、目印となる団子を大急ぎで川に捨てた。
 もっとも、その頃は野良犬がどこにもいたから、野良犬にとっては、2月8日は、ごちそうの日だったんだろう・・・・
 そんな、素朴な行事も、この写真の頃が最後に途絶えた。
 かわいい絵を描いた、女の子も、もう二児の母親と聞いた。

 コロナ、、、いまこそ、必要な「疫病退散」

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