梶哲日記

鉄鋼流通業会長の日々

鉄栄会の定時総会

2015年04月18日 13時14分24秒 | Weblog

昨日、第49回の江戸川鉄栄会の総会が開催されました。鉄栄会は正に江戸川区で商売をしていた鉄鋼業仲間27社が結集して、互いの親交を深め自社の発展を願って、昭和42年10月に誕生しました。そして再来年ですが、創立50周年を迎えます。

上部団体の東鉄連は、今年5月に創立60周年となります。東鉄連傘下の加盟9団体の記事を随時載せていくとのことで、江戸川鉄栄会として、先日業界紙の取材を受けました。5月19日の60周年記念式典に向けて、それらの記事によって祝賀ムードも盛り上がることでしょう。

「江戸川鉄栄会の特色は、どんなところですか」と、記者からの質問でした。私は当会の会長職を仰せつかって、5期目(1期2年)に入り、既に9年を経ています。自分でもこれ程長期になるとは思ってもいませんでしたが、そこで感じた事を私なりにお伝えしました。

「それぞれ会員の会社は決して規模は大きくない。しかし社長自らが現場や営業のトップで頑張っているところが多く、それがざっくばらんな話し合いができる素地になっている」「会社の生い立ちも同じ環境の中で、地元に根差して同じ品種を扱ってところも多いが、共存している」。

「年間の行事は、極力その会社の社員や家族が参加できるような催し物にしている」「働いている親の会社を知るチャンスになれば。また、家族があってこそ仕事ができる感謝に繋がっていく集いになれば」。会運営の想いも一緒に、記者にはお伝えしました。

このようなところが当会の特色ではないかと、昨日の総会時、挨拶として私は皆さんにお話しました。そして孫子の兵法の、「彼を知り己を知れば勝ちすなわち危うからず」を引用しました。他者を知り自分が分かれば、勝利は確かなものになる。故事として残っているのは、それ程、他者を知ることも自分を分かることも難しいのではないかと。

我々の商売や会社に置き換えると、他者とは業界でありライバルであり得意先かもしれませんし、自分とは経営者であれば社長自信であり会社の社員であるかもしれません。目の前に無いものを追い求めるより、先ずその両者を確りと把握する事が大切ではないかと。

私は、他者や自分・自社を知ることが、この会がベースであって欲しいと思います。会員会社の繁栄が、この会の発展に繋がって欲しいと願っています。

総会の余興として、京都のお茶屋のおかみさんをされている方(歌手でもある)に、“京都花街の歴史と文化”と題し講演をいただき、そして歌のライブを堪能しました。その後、懇親会に入りました。
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