銚子・角巳之・三代目

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一燈を提げて...②

2022年12月14日 | 日記・エッセイ・コラム

船が集まるにつれて、周囲が明るく賑やかになって参りました...。一燈を掲げ暗夜を進んで
きた船のその後に、次々と船が続き周囲全体が明るくなった...。一隅を照らすこれ国宝なり。
確か最澄の言葉だったかと思います。一燈は万燈となりやがて社会全体を明るく照らす...。

漆黒の闇の中、ポツンと灯りが見えて、だんだん大きくなって...。先行きが不透明な時、
誰だって不安になりますし、逃げ出したい気持ちにもなるだろうと思います。船の方々に
聞くと、別に...何とも...とはぐらかされるのですが、不安でも逃げられない船の中です...。

いつも灯りが点いていると、夜の暗さを忘れてしまうことがあります。ボタンを押せば
明かりが灯る。本当に有難いことですが、これすら慣れ過ぎてしまうと...。ひとたび停電で
大パニックです...。騒ぐ前にまず自らの足元を、一燈を提げることを心掛けよう...と。

一燈を提げて...。解釈によっては実に様々な教訓に満ちた言葉です。まずは自分の足元を。
一人のうちは光も心もとないですが、一人、また一人と同じ仲間が集まって、やがてその
場所全体が明るく照らされる...はず。それまでは...、ただ一燈を頼め...。そう心に留めて。


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