先日、話題の映画・スラムダンクを観に行って参りました...。私の年代はちょうどど真ん中
かと思います。流行していた時に20歳前後...。約30年の時を経て映画化されることに
涙を流して喜んでいる人もいれば、そっとしておいてほしい...と言う人も...。
声優さんが大幅に変わったり、精緻すぎるアニメの描写など、原作の風景が変わってしまう
という意見もあるようですが、作品として非常に秀逸であります。往時を想い、容赦ない
時間の経過に、少々感傷に浸る部分はありますが、これは作品とは無関係のこと...。
作中、相手チームのエースが試合前に神社にお参りするシーンが描かれておりました。そこで
彼が神様にお願いしたこと...。今の自分に足りないものを下さい...。勝つことを宿命づけられた
チームのエース。相手は無名の格下...、その試合に“負ける”...。そして気付く...。
常勝軍団などともてはやされようと、常に勝ち続けることは不可能です。負けの痛みや苦しみ
を知らぬものは真の王者たりえず...。今の自分に足りないのは負けてそう気付くこと。この作品
は、たんなるスポ根ものではないと30年前から思ってましたが...やはり名作です。
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