（昨年の）シクラメン

シクラメンの季節であります...。毎年、事務所には千葉県内外の“花き”生産者さんから
色とりどりのシクラメンが届き、事務所が賑やかになっております。このシクラメン、
今から、長ければ５月くらいまで次々と芽（花）を出してくれるのですが、例年、その
花が終わったシクラメンの始末。困っておりました。専門家に聞くと冬眠して運良ければ
来年もまた花を咲かせますよ...とのことでありましたが、この１０年ほど、翌年に芽を
出したものはなく...。過日、表に放置してその存在をすっかり忘れていた（昨年の）
シクラメン...。花が咲いてました...。今年の５月くらいまで咲いており、その後、急速に
枯れて、葉っぱも落ち...。周りの植物に囲まれ見落としておりましたが、葉っぱが青々と、
ついには花を...。１０年で初めてです...。それにしても、あの酷暑、そして台風...。
私は何もしておらず、しかもその存在すら忘れていたのに、よくぞ花を咲かせたものだと、
昨日のパパイヤ同様、しばし感動でありました。時期が来たら咲く、また時期が来たら枯れる。
枯れたのちは？ということですが、冬眠などしながらまた次の命の準備をしている...。
これまた自然の営み、ある種の人生訓のようです。