銚子・角巳之・三代目

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米百俵...②

2022年08月20日 | 日記・エッセイ・コラム

この百俵は今でこそただの百俵であるが、後年には一万俵になるか、百万俵になるかはかり
しれないものがある。いや米俵などでは見つもれない尊いものになるのだ。その日ぐらしで
は長岡は立ちあがれない。あたらしい日本はうまれないぞ....。長岡市HP等から引用。

後に残るものの始末...とでも言いましょうか。長岡藩は幕府軍にも付かず、薩長軍にも付かず
中立という立場を保ちながら結局戦争に巻き込まれ、残された長岡の方々は塗炭の苦しみを
舐めた訳であります...。歴史にはタラ・レバは禁物で様々な意見があることも承知しております。

歴史の解釈は別にしても、米百俵の逸話で語られていることは、“今”を生きる我々にとって、
非常に大きなことを示唆していると思います。殊に自分が生きている範囲で答えが出ない領域
について“今”決断すること...。例えば30年後のこと...。結果がどうなるにせよ...。

後に残るものが始末をしなければならない...。このことは肝に銘じておくべきであろうと思い
ます。如何に綺麗な言葉で飾ろうとも先のことは誰も分からないし、どうせ自分は生きていない。
そんな先のこと知ったことか...。そういう感情が少なからずあるのが人間である。こういうことも...。